便利でお得な電子書籍 紙の本にない落とし穴に注意「持たない消費」をマネーハック(3)

写真はイメージ=123RF
写真はイメージ=123RF

今月のマネーハックのテーマは「持たない消費」です。所有を前提としない消費がスタンダードになっていく中、私たちはどう向かい合っていくべきでしょうか。

前回コラム「好きな音楽や映像も持たず楽しむ 定額配信の魅力」では月額一定料金で音楽や映像が「聴き放題・読み放題」になるサービスを紹介しましたが、その多くはスマートフォン(スマホ)やタブレットを通じてクラウド上のデータにアクセスしてコンテンツを楽しむ最新の内容でした。つまり、わざわざコンテンツをスマホ内にダウンロードする必要はないサービスです。

音楽と書籍のダウンロード購入が先駆け

今回は、今なお多くの人が利用しているダウンロードする形式のサービスを取り上げます。いわば、持たない消費の先駆けとなったサービスです。代表例が米国で2003年4月にスタートしたアップル社の「iTunes Music Store(アイチューンズ・ミュージック・ストア)」(日本でのスタートは05年8月)。このサービスはデータとしての音楽を買う、というビジネスモデルを現実のものとしました。

今ではAmazon(アマゾン)の「Kindle Music(キンドル・ミュージック)」やNTTドコモなど携帯事業者が提供する音源配信サービスなどを通じて「曲」単位や「アルバム」単位で音楽をダウンロード購入することができます。

ブロードバンドの普及に伴い、ビデオソフトもダウンロード購入できます。書籍についてもスマホやタブレットに電子書籍のアプリケーションをインストールすれば簡単に電子書籍が閲覧できます。Amazonの「Kindle(キンドル)」、楽天の「kobo」などの電子書籍専用端末も皆さんご存じでしょう。

電子書籍は本1冊の予算で2冊買えることも

個人の電子書籍、音楽ダウンロード配信の活用はなんといっても「価格」のメリットがあります。例えば、電子書籍の場合、キャンペーンがあり、お得な価格で提供されます。Kindleなどでは書籍が期間限定で値下げされたり、ポイント還元率を高めて実質値下げを行ったりすることがあります。電子書籍の価格は機動的に見直されます。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
注目記事
次のページ
使用権なので閲覧できなくなるリスク
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし