部長の3割は女性 アクサ「チャンス平等」の本気度ハンス・ブランケン アクサ損害保険社長兼CEOに聞く

実際、ブランケン社長が重視するのも、外資系ならではのダイバーシティーが生み出す創造性だ。アクサグループは世界中に拠点を持ち、さまざまな国籍の従業員が働く。日本法人でも多くの外国人が仕事をし、「日本人、外国人の双方が刺激を受けてほしい」と語る。特に若い日本人社員に対しては、起業家精神を持つこと、失敗を恐れず、失敗から学ぶこと、そして英語の知識は十分持っているのに話したがらない人が多いので、もっと英語を話すことを期待したいという。

20周年イベントも社員の主体性を重視

18年4月には在宅勤務制度も導入した。効率的な仕事の進め方を社員自ら選択することで、生産性の向上を目指す狙いだ。原則として週2日まで可能。子育てだけでなく、最近は介護のために休みが必要となる社員も多い。ブランケン社長は「ワークライフバランスを大事にして、限られた時間を有効に使ってほしい」と話す。

同社は18年で設立20年。5~6月にかけて実施する「20周年プロジェクト」でも、従業員の主体的な取り組みを促す。20周年を会社でどう祝いたいか、社内でアイデアを募集し、全社員による投票の結果、社会貢献が中心の活動となった。具体的には、長期入院する子供を元気づける犬「ファシリティドッグ」支援を目的としたチャリティーランなどを実施する。

豪華なパーティーや社員の家族を対象にしたイベントといった案もあったが、「最終的に社会貢献活動を選んでもらい、うれしかった」とブランケン社長。ランニングは社長の趣味でもあり、ベルギーの首都ブリュッセルでも同様の催しが盛んだという。イベントを通じ、さらにダイバーシティー経営への意識を高めてもらう考えだ。

(村上憲一)

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