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週末は家めしクッキング

週末レシピ 半熟を塩水で一晩 コンビニ定番「塩卵」

2018/5/20

半熟塩卵は、コンビニで15年にわたるロングヒット商品

 夏の訪れを感じる今日この頃。中華料理店の軒先に張られ始めた「冷やし中華はじめました」の札が、より一層季節の移り変わりを感じさせます。

 夏の定番メニューである冷やし中華に欠かせないのが、そう、半熟のゆで卵です。口に含むととろりと溶け出す黄身の濃厚な黄金色と、白身の潔いまでの白さのコントラストには、多くの人が食欲をそそられることでしょう。これまでにも半熟卵のレシピは紹介されてきましたが、今回は、そこにちょっとひと工夫した「塩卵」の作り方をご紹介したいと思います。

 塩卵とは何かというと、そのものずばり、「塩味の卵」のこと。ちなみに、中国にも「塩卵(鹹蛋)」があり、アヒルの卵を濃度の高い塩水に数カ月もの間漬け込んで発酵させた保存食で、古くは南北朝の時代から現在に至るまで広く食べられています。しかし、今回ご紹介する「塩卵」は、中国のような保存食ではなく、塩水につけて半日でできる、塩味のゆで卵のことです。保存食ではないのでご注意を。

 実はこの塩卵、非常に身近なところで販売されています。そう、コンビニです。「味付き半熟ゆで卵」「ゆで卵」として販売されていますが、どれもずばり最初から塩味なのです。

 かつては普通のゆで卵に塩が添付されて販売されていたものですが、「塩が均一にふりかけられない」「塩がこぼれてしまって食べにくい」などの声があったのかなかったのか、いつの間にか利便性を高め、「最初から塩味がついたゆで卵」へと変化していました。

 すでに15年以上も販売が続くロングヒット商品であり、一度食べたら病みつきになる人が続出。そしてシンプルなおいしさだけに飽きが来ないのか、リピート購入が多いのも特徴だそうです。

 使用する調味料は基本的に塩がメインなので、卵はもちろんのこと、使用する塩にもこだわりがあります。愛媛県産の「伯方の塩」を使用したり、塩ににがり(粗製海水塩化マグネシウム)と砂糖を加えているものもありました。

 にがりとは、海水から塩を製造する際に塩の結晶を収穫したあとに残る、マグネシウムを主体とする濃縮されたミネラル液で、たんぱく質の凝固作用があるため、豆腐づくりなどに主に活用されています。にがりを添加することで白身に食感を出し、砂糖を入れることで黄身の保水性を高めてていると推測できますね。奥が深いです、コンビニの塩卵。

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