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年金、70歳まで働くと? 厚年+繰り下げで大幅増 「加給年金」もらえないケースに要注意

2018/5/20

写真はイメージ=PIXTA

「私も60歳を過ぎたら悠々自適の生活がいいな」。土曜日の夜、友人との飲み会から戻った良男がダイニングテーブルに座るなり突然、言い出しました。友人は多額の遺産相続もあり、60歳での完全リタイアを決めているそうです。幸子の表情が険しくなりました。

筧幸子(かけい・さちこ、48=上) 筧良男(かけい・よしお、52=中)  筧恵(かけい・めぐみ、25) 

筧幸子 あなた、年金がいつからもらえるか知ってるの!?

筧良男 確か年齢に応じてもらい始める年齢が段階的に遅くなるんだよな。1961年4月2日以降に生まれた男性は基本的に65歳からで、私もそれに該当するって聞いてるよ。年金のない60歳代前半まではちゃんと節約しないとな……。

幸子 節約するだけじゃなくてしっかり働いてくれないと家計がもたないの! あなたのお友達と違ってうちは親の遺産が多いわけじゃないんだから。

筧恵 みんなパパを頼りにしてるのよ。

良男 恵に言われると弱いな。じゃあ、無理のない範囲で1日数時間くらい働くか。

幸子 同じ働くのでも、どうせなら厚生年金が増えるような働き方をしてくれると助かるわ。例えば501人以上の会社なら、週に20時間以上の勤務、月の収入8.8万円以上などの条件を満たせば厚生年金に加入することになるの。

良男 みんなはどうしているのかな?

幸子 実は厚生年金に加入していない働き方も多いの。2016年度でみると、60~64歳の人口の6割強は何らかの形で働いているんだけど、厚生年金への加入率は3割強にとどまるわ。65歳以降だとさらに低く1割強よ。厚生年金に加入して将来の年金額を増やしながら働くということは、これまではあまり重視されていなかったのかもね。でも、人手不足もあって、厚生年金に加入して長く働ける会社はだんだん増えているわ。

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