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ヒットを狙え

房総へ直行 サイクリスト列車「B.B.BASE」の魅力

2018/5/23

B.B.BASEの乗り口までは路面に案内が貼られており非常に分かりやすい
改札を通ることなく自転車を押しながら直接ホームへ

B.B.BASEが発着するのは両国駅の3番線。普段は使用されることのない「幻の3番ホーム」である。このホームへはJR両国駅西口の左手にある通路をたどっていくと改札口を通らずにアプローチできる。B.B.BASEにはサイクリングの知識にもたけた案内人が添乗していて、初めての利用でも迷うことなくスムーズに乗車することができた。

案内人の方いわく「帰りの列車に乗り遅れるお客様が多いので注意してください」とのこと。走り始めると楽しくてつい欲張ってしまい、復路の列車に間に合わなくなる人が続出しているのだという。運行ダイヤは厳守されるため、時間になれば容赦なく発車する。もし列車に乗り遅れてしまった場合は輪行袋を手配し、外房線に乗るなどして帰ってくることになるという。

B.B.BASEが発着するのは両国駅の3番線。普段は使用されない「幻の3番ホーム」

B.B.BASEは全席が指定席。自転車は自分が座る座席の背面に備えられたラックに収める。自転車の固定方法は非常に簡単で、誰でも直感的に行えるものだ。まだ改装されて間もない列車ということもあって車内は非常にクリーンで居心地が良い。

外房コースの列車は7時39分に両国駅を発車。途中の津田沼駅と千葉駅でも乗客を乗せ、9時50分に勝浦駅、10時26分に安房鴨川駅へとそれぞれ到着する。いずれにしても2時間以上乗車することになるが、座席はリクラニングこそないものの非常にゆったりとしたスペースが確保されており、到着までとても快適に過ごすことができる。ちなみに帰りの列車は安房鴨川駅発が17時または勝浦駅発17時41分発で両国駅着が19時38分というスケジュールだ。

■フリースペースでは観光案内も

JR東日本支社が独自に開発したという自転車積載用のラック。前輪を載せフレームをベルトで固定するだけで簡単に積載することができる
改装されたばかりの車内は非常にきれい。トイレや洗面所も設置されている。座席は4人掛けと2人掛けの2種類があるが、どちらもテーブルが備わったボックスシートだ。スマートフォンの充電などに対応するためのコンセントも完備

全6両のうち4号車だけは自転車を積載しないフリースペース。観光情報の発信や車内販売が行われている。車内販売はちょっとした飲み物と菓子ぐらいしかないので、車内でしっかりとした朝食を食べたい人は事前にコンビニなどで調達しておくのをおすすめする。

フリースペースの4号車。大型モニターで観光PR用の映像が上演されているほか、観光パンフレットも置かれている。この日は現地の観光協会の人も同乗しており、おすすめの食事どころなどを教えてくれた。サイクリスト同士の情報交換の場にもなっている
自転車を分解せずに積載できることはもちろんだが、サイクリングウエアのまま車内で気兼ねなく過ごせるのもこのB.B.BASEの素晴らしさ。普通の列車ではどうしても目立ってしまうため、ジャケットやオーバーパンツなどを用意する必要があるからだ

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