女性管理職比率1位はJTB 「女性が活躍する会社」

日経ウーマンオンライン

2018/5/16

部門別ランキングも発表

各企業の“女性活用”の中身をより詳しく分析するため、総合ランキングに加え、4つの「部門別ランキング」も作成した。それぞれの部門の評価ポイントおよび各部門1位~10位の企業は以下の通り。

【管理職登用度】部門

女性役員数、管理職に占める女性の割合を評価

1位のJTBは課長職の女性比率41%、部長職は27.1%と女性管理職が多く活躍。メンタリングプログラムや男女共通の選抜研修を実施し、2019年6月までに女性役員比率7%達成を目指す。2位の日本アイ・ビー・エムは「女性幹部候補者のスポンサーシッププログラム」が奏功し、女性役員比率は15.3%に。女性正社員の3割以上が課長相当職に就き、活躍する。

【管理職登用度】部門の1位はJTB

【女性活躍推進度】部門

女性活用の専任組織や研修制度などで評価

1位の日立製作所および日立グループでは全社でダイバーシティ・マネジメントを推進。「日立グループ女性活用度調査」を定期的に実施し、グループ各社も含めて、現状や目標に向けての進捗状況、課題を見える化する取り組みを行っている。同じく1位の三井住友海上火災保険は、女性管理職候補、女性管理職に向けた研修を実施し、女性リーダー育成に注力。管理職向けには多様性を生かすマネジメント術が学べるダイバーシティ・マネジメント研修を行う。

【女性活躍推進度】部門の1位は日立製作所

【ワークライフバランス度】部門

有給休暇取得率、男女社員の育休取得率などを評価

今回の調査では、全回答企業の1人あたりの年間総労働時間は平均1976.9時間(2017年は1982.7時間)と、5.8時間の削減が見られた。「テレワークを導入している」と回答した企業は31.2%、「在宅勤務制度がある」は46.8%と、フレキシブルに働ける環境づくりに注力する企業は増えている。1位の住友生命保険はトップダウンでの働き方改革が進み、残業時間削減や業務効率化に全社で注力。2017年度からの3年間で総労働時間10%減を目指す。トップ10企業をみると、保険業界の企業が7社もランクインした。

【ワークライフバランス度】部門の1位は住友生命保険

【ダイバーシティ推進度】部門

女性社員の比率や勤続年数など定着率を評価

女性が長く活躍できるよう、ワークライフバランス施策や両立支援制度拡充などのサポート体制を充実させている企業が多数。1位の日本生命保険は、正社員の平均年齢、平均勤続年数に男女差がほぼなく、子供がいる女性正社員比率が約7割と、育児と仕事を両立する女性が多数活躍。LGBTへの理解促進や働きやすい環境づくりも進む。

【ダイバーシティ推進度】部門の1位は日本生命保険

総合ランキング11位から100位までの詳細は、『日経WOMAN』2018年6月号(5月7日発売)で詳報しています。

※調査概要/2018年1月~2月中旬に上場企業など国内有力企業4347社を対象に日経BPコンサルティングが実施。570社から回答を得た。設問や採点基準は審査員(聖心女子大学教授・大槻奈巳氏、キャリアン代表取締役・河野真理子氏、法政大学教授・武石恵美子氏)と日経WOMAN編集部で定めた。

[nikkei WOMAN Online 2018年5月9日付記事を再構成]