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ネットは年収重視、地銀は柔軟 住宅ローン審査を検証

2018/5/19

写真はイメージ=PIXTA

 住宅ローンを借りるときは、借入金利だけでなく金融機関の審査基準にも注意を払う必要がある。金融機関ごとに審査のハードルに高低差があり、必ずしも借りたい金融機関で融資を受けられるとは限らないからだ。住宅ローン金利の傾向と審査基準の最新状況をまとめた。

■金利差は縮小傾向に

 住宅ローン金利は2年前のマイナス金利導入以降続いた低下一辺倒の傾向は一服しつつあるが、住宅ローンのコンサルティング会社MFS(東京・新宿)の中山田明社長は「各金融機関のタイプ別の金利差が縮小する傾向にある」と分析する。

 根拠は同社が独自に算出し、3月から公表を始めた「金利インデックス」だ。インターネット銀行、メガ銀行、地方銀行の代表的な商品ごとに金利優遇も考慮に入れた実際の適用金利の推移を示す。公表されている昨年8月以降を見ると、地銀が変動型をじわりと引き下げていることがわかる(グラフA)。

 ネット銀行の変動型が最も低金利という状況に変わりはないが、店頭とは別に、ネット契約限定で金利を引き下げるメガ銀や地銀も出てきた。店舗の合理化に取り組むメガ銀は今後いっそうネット型に注力する可能性がある。

 また、メガ銀の一部は採算性の低い地方の住宅ローンから撤退しつつあり、地銀はその顧客の取り込みに動いている。競争激化の結果、ネット銀と他の金融機関の金利はさらに接近するかもしれない。

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