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小沢コージのちょっといいクルマ

裏テーマは走るスマホ? 新型ベンツAクラスの先進性

2018/5/21

エブラ スタイルはよりエモーショナルになりましたし、走りはプラットホームから3つのエンジンまですべて新設計しています。また車内やトランクも広くしました。しかし特に重視したのは新しいユーザーエクスペリエンスの「MBUX(Mercedes-Benz User Experience)」です。新たに音声認識を作り直し、ドライバーとのコミュニケーションを取りやすくし、標準で7インチ、オプションで10.25インチのディスプレーを横に2つ並べた先進的なインターフェースを作り上げたのです。

10.25インチのディスプレーを2つ並べた特徴的なインターフェース

小沢 僕もそこに驚いたんです。うわ、Aクラスが走るスマホになっちゃったよと。なにしろ「ヘイ、メルセデス!」と呼びかけると音声で応え、音声で操作ができる!

エブラ その通り(笑)。内輪では「スマートフォン・オン・ホイール」と呼ぶこともあるのですが、スマホに車輪が付いたものを造ったつもりです。

小沢 そうなんだ! 開発テーマとして明確に「走るスマホ」があったと。

エブラ 正確に言うと違います。「つながるクルマ」、つまりコネクティビティーが全体に流れる重要なテーマで、今後クルマはあらゆる意味で世界とつながり、それがユーザーの新しい喜びになっていくはずなのです。

小沢 なるほど。それと同時に新型Aクラスにはアップルのカープレイやアンドロイドオートといったスマホ譲りのライバルも入っています。これから新世代のインターフェースを巡ってどんなバトルが繰り広げられるのでしょう。

エブラ われわれは自動車造りのプロです。ドライバーの気持ちに寄り添った使い勝手の良いものを造れると思っています。より感覚的で、操作が速い。それから古いUXを使っている車から乗り換えても違和感のないものを造ろうと考えています。過去との共有性も大切なのです。

小沢 そういうアドバンテージがアップルやグーグルに対してあるんですね。クルマユーザーの特性を知り尽くしているから。

4代目「Aクラス」は「つながるクルマ」、つまりコネクティビティーが全体的に流れる重要なテーマだったという

■今やAクラスがメルセデスの真の4番バッター!

小沢 ところで今回、昔に比べてコンパクトカーの位置づけが変わってきていると感じたんです。

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