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小沢コージのちょっといいクルマ

裏テーマは走るスマホ? 新型ベンツAクラスの先進性

2018/5/21

メルセデス・ベンツの4代目「Aクラス」は2018年2月に世界初公開された

グローバル販売300万台超と勢いに乗るプレミアムコンパクト、メルセデス・ベンツ「Aクラス」が6年ぶりにフルモデルチェンジした。現行3代目でスタイルが別物に生まれ変わり、今回4代目でスタイルはもちろん、走り、先進性すべてで進化。そんな新型はどこがすごいのか。次はプレミアムセグメントをどう変えるのか。クロアチアで初試乗した小沢コージ氏が若きプロダクト・マネージャーを直撃した。

◇  ◇  ◇

■初代のコンセプトを思い切って捨てた

小沢コージ(以下、小沢) 今回はプレミアムコンパクトの新トレンドというテーマでお聞きします。まずは振り返りですが、初代から数えて世界累計300万台と成功中のAクラス、なかでも現行3代目は調子良さそうですが、勝因はどこにあったんでしょう?

マルコ・エブラ(以下、エブラ) 大きいのは、初代モデルからコンセプトを根本的に変化させたことです。思い切ってスポーティー感を前面に出し、エントリーモデルとしてダイナミックな走りが味わえるようにしました。

小沢 確かにずんぐりむっくりしていたAクラスは3代目で別物に生まれ変わりました。それからバリエーションが異様に増えましたね。ハッチバックのAクラスが出たと思ったら背の高い「Bクラス」が出て、スタイリッシュな4ドアの「CLA」「CLAシューティングブレーク」、SUVの「GLA」へと続きました。

エブラ 今SUVのトレンドが世界中に広がっています。同じようにコンパクトカーのトレンドも広がっていてその波にうまく乗れたのかなと。コンパクトカーの役割もずいぶん変わってきていると思うので。

小沢 なかでも兄弟車のCLAはスタイルがすごくとがっていて、ずいぶん思い切ったコンセプトだと思いました。カッコいいぶん、リアシートスペースなど非常に割り切っている。

エブラ Aクラスはスペースも十分に取ったつもりですが、CLAに関してスペースは重要ではなく、明らかにスタイリングに力を入れました。

小沢 あの時、僕はメルセデスがプレミアムコンパクトに新しいトレンドを持ち込んだと思ったんです。

エブラ その両方だと思います。AクラスとCLAを比べると、Aクラスはスペースを含めバランス重視で、CLAはデザインが重要視されていた。

ヨーロッパではすでに4代目「Aクラス」の販売が始まっている

■うわ、Aクラスが走るスマホになった

小沢 いよいよ本題です。今回クロアチアで乗った新型4代目Aクラスですが、スタイルから走り、実用性はもちろん、ユーザーエクスペリエンスまで全面的に刷新されているのに驚きました。特に重視したのはなんでしょう?

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