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男性もスーツはレンタルで節約 大手の定額制を比較 ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

2018/5/11

写真はイメージ=PIXTA

 音楽や動画などの楽しみ方で一般的になった定額サービス(サブスクリプション型のサービス)。最近はエンターテインメントにとどまらず、ファッションなどの分野でも新しいサービスが登場し、人気を集め始めています。今回はその中でも男性向けスーツの定額サービスを紹介します。

■古着に苦手意識がある人も使いやすく

 以前、このコラムで「服や自転車を借りる節約術 『夫が5着、私は10着』」(2017年11月24日掲載)と題し、物を買うのではなく借りて済ますレンタルサービスやシェアリングサービスを紹介しました。その際、ベンチャー企業のオムニス(東京・港)が展開するファッションレンタルサービス、SUSTINA(サスティナ)を取り上げたところ、「男性向けスーツにも類似サービスはないのか」との問い合わせを受けました。

 実は今春から、アパレル大手と紳士服大手の2社が男性向けスーツの定額サービスを始めています。

 まずはレナウンが提供する「着ルダケ」。名前の通り消費者は着るだけで、クリーニングや衣替えの際の保管の煩わしさを取り除くことを目指したサービスです。最もコンパクトなプランは春夏用スーツ2セットと秋冬用スーツ2セットの合計4着を月額4800円で借りるプランです。

レナウン「着ルダケ」のショールーム

 例えば、今の季節は春夏用の2着を借り、シャツやネクタイは手持ちのものを利用。秋口になったら秋冬用の2着が送られてくるため、借りていた春夏用を返します。返却した春夏用は同社でクリーニングして保管してくれます。翌年の春先に春夏用が届き、秋冬用は返却する――といった流れです。契約を2年間続けると、3年目には新品が送られてきます。

 シェアリングサービスと異なり、自分専用のスーツとして保管・管理されるため、古着に苦手意識がある人にも使いやすいでしょう。スーツの製造を手がける同社が直接、消費者向けのサービスを提供していることも目新しく感じます。

■バリエーションは限られる

 レナウンによると、貸し出すスーツは購入するとしたら1着6万円前後の商品。春夏用と秋冬用の計4着を購入すると約24万円になる計算です。4着を2年間着回す定額サービスの利用料と比較すると、4800円×24カ月=約12万円なので、同等のスーツを2年に1度、買い替えている人にとってはお得といえそうです。

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