今季よりシンクロナイズドスイミングから名称が変わったアーティスティックスイミングをプールサイドで間近に見て体験するイベントが1日、東京辰巳国際水泳場で開かれた。
「スペインでアーティスは人気競技。ぜひ楽しさを感じてほしい」と話す藤木麻祐子ヘッドコーチが率いるスペイン代表チームが協力。約110人の老若男女が見守る中、基本泳法や模範演技を披露した。見学者のうち30人は水着になって水中から鑑賞、リフトで水中から投げ飛ばしてもらったつわものもいた。
少子化時代、アーティスの競技人口も停滞気味だ。「日本ではアーティスは『しんどい』イメージがある。大人からでもトライしてくれれば」。バルセロナ五輪銅メダリストの奥野史子さんも激励していた。
[日本経済新聞朝刊2018年5月10日付]