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電車に乗るたびポイントたまる チャージで買い物OK 定期区間内は対象外

2018/5/8

写真はイメージ=PIXTA

 普段利用している鉄道会社が、乗車するとポイントがたまる制度を導入しました。どのような特徴があり、活用するとどのような利点があるのでしょうか。

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 乗車するとたまるポイント制度を導入する鉄道会社が相次いでいる。乗客獲得とともに、自社のICカードの利用を促したいという狙いがあるようだ。

 2017年7月にはJR九州が「JRキューポ」を導入し、3つのポイント制度を統合した。大阪市営地下鉄が18年4月に民営化した大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は2月に「sMile」(エス・マイル)を、東京地下鉄(東京メトロ)は3月に「メトポ」を新設した。JR西日本も18年秋に始める予定だ。

 ポイントをためるには事前にカードを会員登録するなどの手続きが必要な場合がある。鉄道各社が導入する交通系ICカードで運賃を支払ったらたまるが、ICカードの定期券区間内で乗り降りしても、ポイントは付与されない。

 たまったポイントはICカードへチャージすることによって、電車賃だけでなく小売店などでの支払いにも使える。JRキューポは100ポイント=100円単位、メトポは10ポイント=10円単位で、駅の券売機でICカードにチャージできる。

 後払い式でチャージ不要の「OSAKA PiTaPa(ピタパ)」を使う大阪メトロのエス・マイルは、地下鉄だけでなく大阪シティバスの乗車でもたまる。3月から翌年2月までにたまった1年分のマイルは1マイル=1ポイントで自動的にピタパポイントに移行。500ポイント=50円単位で4月以降の交通代金の支払いに使える。

 乗車日時や頻度によって付与率が上がるポイントもある。東京メトロは平日は3ポイントだが土日祝日は1日計7ポイントになる。月10回乗るごとに10ポイントのボーナスもある。大阪メトロは平日に3回以上乗車すると合計30マイルたまるが、土日祝日なら1回で30マイルもらえる。

 JRキューポは運賃の1%相当、券売機で自由席特急券を購入すれば5%分のポイントを付与。提携クレジットカードを使ったり新幹線などをインターネット予約したりしてもたまる。たまったポイントはTポイントなどの共通ポイントや航空会社のマイレージ、ギフト券などに交換できる。

 せっかくたまったポイントは、そのまま放置すると失効してしまうことに注意しよう。JRキューポの有効期限は獲得した月の2年後の月末まで、メトポは翌年度の3月末までなので、忘れずにICカードへのチャージなどの手続きしたい。エス・マイルは自動的にピタパポイントに移行するが、移行先のクレジット機能のポイントの有効期限は2年間になっている。

[日本経済新聞朝刊2018年5月5日付]

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