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思わずにっこり! 母の日に贈るユニークお菓子10選

NIKKEIプラス1

2018/5/8 NIKKEIプラス1

おいしいお菓子は数あれど、今回は少し変わり種。和洋問わず、笑顔をあしらったお菓子から、専門家11人がおすすめを選んだ。ひと目見て思わずにっこり、食べてほっこりの一品を見つけたい。

■愛らしい動物人気 家族への贈り物に

 食べる部分のどこかに笑顔をあしらった「にっこりお菓子」のランキングは、動物をデフォルメしたかわいらしい表情が印象的な商品が上位に並んだ。クマやネコの人気が根強いが、意外に健闘したのがカエル。ユーモラスなデザインに加え、「無事に帰る」「福やお金が返る」に通じる縁起が良いイメージもある。

 11人の専門家には今回、菓子の味はもちろん、見た目の完成度も合わせて評価してもらった。笑顔が描かれた菓子の数々に、試食会でも「かわいい!」と歓声が上がった。箱を開けたり、切り分けたりした瞬間の驚き、気分の盛り上がりも順位付けのポイントになったようだ。

 見れば思わず笑みがこぼれる菓子となれば、贈り物にと連想する人も多いだろう。紹介した菓子はお世話になった人に喜んでもらうギフトにはもってこい。5月にはこどもの日や母の日、6月には父の日があり、家族に贈っても喜ばれそうだ。「味プラスアルファ」の幸福感を届けてくれるかもしれない。

1位 動物フィナンシェ(くま) 1080ポイント
焦がしバターのリッチな余韻 オーブン・ミトン(東京都小金井市)

 東京郊外の人気菓子店がつくるフィナンシェ(焼き菓子の一種)。同店には遠方や海外からも多くのファンが足を運ぶ。厳選したアーモンドパウダーやバターをふんだんに使って深めの型で香ばしく焼き上げており、表面はさくっと、内側はふっくら、しっとりした食感が楽しめる。

 「焦がしバターの香りが豊かに広がり、リッチな余韻に包まれる」(瀬戸理恵子さん)。ぬいぐるみのような愛らしい造形に加え、クマの表情などの絵柄もひとつひとつ手作業で繊細に描かれている。「いろいろな表情が楽しめるところがいい。ただ、食べるのが忍びない」(平本めぐみさん)といった声も多数。「プロの手仕事の違いがはっきり。贈られた人が笑顔になること間違いなし」(糸田麻里子さん)の一品だ。ほかに「ねこ」「うさぎ」もある。

(1)1個529円(2)https://ovenmitten.com/

2位 ファミリーセット 800ポイント
ほんのり懐かしの甘み モンジュイエ(鳥取県琴浦町)

 子供や動物をかたどったクッキーセット。鳥取県のほぼ中央に位置する琴浦町にある街の洋菓子店が、ひとつひとつ手作業で焼き上げている。地元産の濃厚な大山バターや卵にこだわり、北海道産の甜菜(てんさい)糖のほんのりとした甘みが懐かしい雰囲気を醸し出す。

 「食べ応えのある厚みとさくさくした食感。安心できる材料で子供への贈り物としても喜ばれそう」(下園昌江さん)。絵本の世界から飛び出てきたような子供や動物のデザインは「形にこだわりを感じる。立体感や色彩が楽しい」(河陽さん)と推す声が多い。「パッケージもすてき。幅広い層に受け入れられる」(藤原浩さん)との意見にたがわず、受け取った人が別の相手への贈答用に注文するケースも多いという。

(1)10枚入り3200円(2)https://www.rakuten.co.jp/mon-juillet/

3位 福々まねき 790ポイント
エビ香ばしい縁起物 桂新堂(名古屋市)

 創業150年を超すえびせんべいの老舗が招き猫をモチーフに仕上げた。「かわいい和」シリーズの定番で、無病息災の赤まねき、来福招福の白まねきがある。エビの香ばしさはもちろん、紅白のせんべいにはそれぞれ赤米と餅米を使っており、食感の違いも楽しめる。

 「見た目もかわいい。何枚でも食べられる」(河さん)、「ネコの幸せそうな感じがよく出ている。軽い食感で食べやすい」(鈴木基明さん)など、ほんわかとした絵柄の魅力やさっくりとした食べやすさに人気が集まった。福を招く縁起物ということで、内祝いやちょっとした贈り物に選ぶ常連が多いという。「思わず笑顔になれるというテーマにピッタリ。老若男女問わない品」(鈴木兼介さん)だ。

(1)6袋(6枚)入り648円(2)http://www.keishindo.co.jp/

4位 クマの手作りもなか 760ポイント
さくさく感と粒あんが絶妙 ふる川製菓(茨城県笠間市)

 北海道・十勝産小豆でつくったあんをクマの形をしたもなか種にサンドして食べる。「抱きしめたくなるかわいさ。自分であんを挟む趣向も楽しい」(瀬戸さん)。「最高のさくさく感に品のよいあんが絶妙の味わい」(藤原さん)を生む。自家製の粒あんにぴったり合うもなか種は、明治創業の金沢の業者の協力で仕上げた。「素材も吟味されている」(冨田いずみさん)。今年のバレンタインギフト用に売り出したところ好評で、通年販売を決めたという。

(1)5個入り2199円(北海道、沖縄県と離島を除き送料込み)(2)http://www.furukawaseika.jp/

5位 カエルまんじゅう 470ポイント
面白さ満載、名店の変わり種 青柳総本家(名古屋市)

 名古屋名物の銘菓「青柳ういろう」で知られる明治創業の菓子店が手掛けた「名店の変わり種の面白さ」(冨田さん)満載のまんじゅう。ロゴマークになっている“柳に飛びつくカエル”をモチーフにした。

 「皮とあんとがよく合っていて食べやすい」(鈴木基明さん)。定番のこしあん以外にも季節限定でさくらあん、おいもあんなどのバリエーションがあり、土産物としても人気を集めている。販売中の抹茶あんは8月下旬まで展開する予定。

(1)6個入り648円(2)http://www.aoyagiuirou.co.jp/

6位 おやこどうぶつドーナツ 400ポイント
ちょこんとかわいく、カラフル フロレスタ(大阪市)

 環境や体にやさしい素材にこだわったドーナツをベースに、ホワイトチョコレートや抹茶、カボチャのパウダーなどで動物の親子をカラフルに表現した。耳の部分はカリッと煎ったアーモンドで、ひと味違った食感を楽しめる。どうぶつドーナツは2010年に開いたコンテストを機に生まれた人気商品。

 「2つ合わせて親子に見立てたのが素晴らしいアイデア」(中島久枝さん)、「子供のカエルがちょこんと上に乗っている姿がかわいい」(日暮学さん)。

(1)6個入り2160円(2)https://www.nature-doughnuts.jp/

7位 にゃんこセット 360ポイント
専門店の遊び心、表情多彩 イクミママのどうぶつドーナツ!(川崎市)

 動物をテーマにしたドーナツの専門店が手掛けている。和歌山県産の有精卵や北海道産の小麦を使用。ライオンやウサギ、ペンギンなどをあしらったドーナツもあるが、ネコを集めたセットは表情や色がひとつひとつ違い、ネコ好きにはたまらない。

 「色も様々。かわいらしくデコレーションされていて楽しい気分になる」(鈴木兼介さん)。ネコがウインクしていたり、ホームページと表情が違ったりする商品が遊び心で届くことも。「箱を開けた時に笑顔がはじける」(藤原さん)。

(1)6個入り1950円(2)http://ikumimama.com/

8位 どら焼き 340ポイント
もっちり生地、ハート形も 麻布青野総本舗(東京都港区)

 江戸時代に現在の東京・六本木近辺で創業した老舗和菓子店の名物。北海道産小豆の風味を生かしたあんを、しっとり、もっちりとした生地が包み込む。「クオリティーはさすが」(糸田さん)

 焼き印は笑顔以外にも文字やロゴ、似顔絵など様々な注文に対応してくれるが、やはり「にっこりマークには思わずいやされ、笑顔が生まれそう」(下園さん)。生地の形は丸形だけでなく、ハート形をした「ハートどら焼き」も選べる。

(1)丸形3個とハート形3個入りギフト箱1925円(2)http://www.azabu-aono.com/

9位 動物わたろん 330ポイント
サクッとメレンゲ食感 シリアルマミー(東京都杉並区)

 綿菓子とマカロンを掛け合わせたような創作菓子。メレンゲ生地をかき混ぜてひとつひとつ絞り、じっくり焼き上げてから各種の動物の表情を表面にプリントする。直径は約4センチ。口に入れるとじわりと溶けて、懐かしい綿菓子のような甘みが広がる。

 「サクッと仕上がったメレンゲの食感と味がいい。コーヒーや紅茶にも合う」(糸田さん)。デザインも人気がある。「家の形をしたパッケージもかわいい。箱を開けた時の驚きもある」(中島さん)。

(1)10個入り1944円(2)https://www.sirimami.com/

10位 スマイル・ポピーシード・パウンドケーキ 320ポイント
切るとほっこり、手土産にも タカコマムホームメイドケーキ(横浜市)

 レモンの香りやポピーシード(ケシの実)のつぶつぶ感が印象的なパウンドケーキ。「切るとほっこり。意外性がいい」(平本さん)との評価通り、ナイフを入れると断面にクリームチーズで描かれた笑顔が現れるのが楽しい。甘みと酸味とのバランスも好評。「チーズがアクセントになっている。甘すぎないので男性にもオススメ」(日暮さん)。手土産にも向く一品。

(1)1本(約620グラム)3200円(ハーフサイズ1750円もあり)(2)https://store.shopping.yahoo.co.jp/takaco-mom/

◇  ◇  ◇

 ランキングの見方 数字は選者の評価を点数化して集計した。商品名、店名、所在地。(1)税込み価格(特記なければ送料は別)(2)店・販売サイトのURL。写真は岡田真、スタイリング・西崎弥沙。

 調査の方法 和洋ジャンルを問わず、菓子自体のどこかしらに笑顔をあしらっていて取り寄せ可能なものを、専門家の協力で22品リストアップ。11人の専門家が試食し、見た目と味の両面から「ほっこりと温かい気持ちになる」「家族や知人に贈ったり贈られたりしたら笑顔になる」といった観点で1~10位の順位を付け、編集部で集計した。

 今週の専門家 ▽糸田麻里子(フードエディター)▽河陽(代々木アニメーション学院講師)▽下園昌江(お菓子研究家)▽鈴木兼介(東京製菓学校洋菓子課課長補佐)▽鈴木基明(そごう・西武フード&ライフスタイル担当チーフマーチャンダイザー)▽瀬戸理恵子(フードエディター)▽冨田いずみ(ギフトコーディネーター)▽中島久枝(フードライター・作家)▽日暮学(日本百貨店バイヤー)▽平本めぐみ(小田急百貨店食品担当マーチャンダイザー)▽藤原浩(日本フードアナリスト協会常任理事)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2018年5月5日付]

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