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月の海も大迫力 高倍率デジカメ、スマホにない望遠力

2018/5/16

高倍率ズームデジカメ3機種。キヤノンのPowerShot SX730 HS(左上)、パナソニックのDC-TZ90(右上)、ソニーDSC-RX10M4(下)

サーキットを駆け巡るレーシングカー、近づくと逃げてしまう野鳥、満月の「月の海」……。そうした遠くの被写体を、画面いっぱいに大きく撮影するのに便利なのが高倍率ズームのデジカメ。スマートフォン(スマホ)のカメラでは撮れない被写体に「ズームイン」できるのが魅力だ。ここではレンズのズーム倍率が大きいコンパクトデジカメを3モデル紹介する。

まずは遠くの被写体をスマホのカメラで撮った写真と高倍率ズームのコンパクトデジカメで撮った写真がどれくらい違うかを、下の2枚の作例から実感してもらいたい。

iPhone Xの広角側のレンズ(35mm判換算の焦点距離は28mm)で撮影したときの画角
600mmズームレンズを使って撮影したときの画角。狙った場所を大きく引き伸ばした撮影が簡単に行える

スマホに搭載されているレンズは、35mmフィルムカメラ換算で30mm前後の焦点距離となるものが多い。焦点距離は数値が大きいほど望遠なのだが、30mmだと人間の視野よりもやや広めの写真になってしまう。最近ではiPhone 7 Plus/8 Plus/Xなどが望遠用にもう一つレンズを持つ機種もあるが、それでも人間の視野に近い50mm前後の焦点距離だ。対して今回紹介する高倍率ズームのコンパクトデジカメは600mm以上の望遠撮影が可能だ。

■ポケットサイズのコンデジでも超望遠

高倍率ズームのデジカメというと「コンパクトデジカメ」と呼ぶには大きく、スポーツ写真のフォトグラファーが持っているような、大きくて重いデジカメを想像するかもしれない。ところがポケットに入るようなコンパクトデジカメのなかにも、望遠撮影が得意な機種がある。その一つがキヤノンのPowerShot SX730 HSだ。

PowerShot SX730 HS(写真提供:キヤノン)

光学ズームは40倍で、焦点距離24mmから960mmまでをカバーする。ズーム時はレンズが前に長く飛び出してくるが、電源をOFFにするとレンズが縮まり、収納しやすくなる。またズームを望遠側にすると、液晶モニターに被写体をとどめておくのが難しく、ちょっとカメラを動かしただけで被写体を見失ってしまいがちだ。だが本機では、そういったときに役立つフレーミングアシスト(探索)ボタンがある。このボタンを押し続けると、カメラがズームアウトして被写体を見つけやすくする。被写体を再発見したらボタンを離すと、元の望遠の状態に戻してくれる。

スナップ撮影も得意だ。広角撮影時は被写体まで1cmの距離でもピントが合うため、色とりどりの料理が並ぶテーブルフォトの撮影もはかどる。撮影した写真を簡単にスマホに転送する機能も備えており、気に入った写真は即座にSNSにアップロードできる。

キヤノン
PowerShot SX730 HS(公式ECサイト価格4万8500円、税抜き、以下同) 
センサーサイズ:1/2.3インチ
画素数:2030万画素(有効画素)
焦点距離:24mm~960mm(光学40倍)
F値:F3.3~F6.9
撮影感度:ISO80~3200
質量:276g(本体のみ)

■きめ細やかな4K動画の撮影にも対応

写真だけではなく、動画も撮影したい。それも地上デジタル放送の画質を大きく超える4K(3840×2160ピクセル)の高解像度な動画を。そんな願いをかなえてくれる、コンパクトな高倍率ズームのデジカメといえばパナソニックのDC-TZ90だ。

DC-TZ90(写真提供:パナソニック)

光学30倍のライカブランドのレンズは焦点距離720mmまでをカバー。左右方向、上下方向のブレだけでなく、カメラ本体の回転によるブレも補正する「5軸ハイブリッド手ブレ補正」を搭載しており、ズーム時でも手ブレの少ない写真や動画が撮れる。

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