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人気高まるゲーミングPC ゲーム動画でユーザー拡大 ゲーミングPC最前線(1)

2018/5/9

デルの「ALIENWARE」ブランドはPCゲーマーに熱狂的なファンが多い。写真は「ALIENWARE 17」。ノートPCとしては初となるCore i9プロセッサも搭載できる高性能PCだ。キーボードやマウスパットが光る演出も施されている

 オンラインゲームや凝ったグラフィックのゲームを楽しむための高性能パソコン「ゲーミングPC」の人気が高まっている。調査会社GfKジャパンによると、2017年の個人向けパソコンの国内販売は、全体では前年比98%だったが、ゲーミングPCに限ると135%、金額では143%と好調。販売店には小中学生も訪れるという(記事「高くても売れる『ゲーミングPC』 小中学生にも人気」参照)。家庭用ゲーム機やスマートフォン(スマホ)が強く、パソコンでゲームを楽しむ人は少ないといわれてきた日本で、20万円を超えるモデルも珍しくないゲーミングPCがなぜ売れるのか。実際にゲーミングPCを販売するメーカーをたずね、人気の理由を探る。今回は「ALIENWARE」(エイリアンウエア)というブランドを持ち、積極的にゲーミングPCに取り組んできたデルの柳沢真吾氏に話を聞いた。

■身近になってきた海外ゲーム

――ゲーミングPCの売り上げが好調です。ただし、これまでPCゲームについては「海外では一般的だが、日本では一部のマニア向け」といわれていました。まずは日本と海外のゲーム市場の違いについて教えてください。

 日本と海外のゲーム市場にはさまざまな違いがありますが、中でも大きな違いはカテゴリーでしょう。海外ではPCゲーム、スマホゲーム、プレイステーションやニンテンドースイッチのようなコンソール(家庭用ゲーム機)ゲームの割合がバランスよく存在していますが、日本ではPCゲームが極端に少なく、最も多いのがスマホゲーム、続いてコンソールゲームという順です。さらに詳しく見ていくと、スマホゲームとコンソールゲームのいずれも、国産コンテンツで遊ばれているケースが圧倒的に多いんです。

――なぜそんなに違いがあるのでしょうか。

 一番大きな違いは、ゲームの成り立ちでしょう。日本のゲームメーカーは、日本のアニメや少年誌のキャラクターなどを反映した日本独自のコンテンツを提供しているのが特徴で、海外とはずいぶん異なります。現在の国内ゲーム市場は、そういった文化やコンテンツをうまく活用できている日本のゲームメーカーが活躍している状況にあります。

――そんな日本でゲーミングPCが好調な理由は?

 理由の一つはインターネットの普及で、海外製ゲームが身近になってきたからでしょう。

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