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人気高まるゲーミングPC ゲーム動画でユーザー拡大

ゲーミングPC最前線(1)

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NIKKEI STYLE

オンラインゲームや凝ったグラフィックのゲームを楽しむための高性能パソコン「ゲーミングPC」の人気が高まっている。調査会社GfKジャパンによると、2017年の個人向けパソコンの国内販売は、全体では前年比98%だったが、ゲーミングPCに限ると135%、金額では143%と好調。販売店には小中学生も訪れるという(記事「高くても売れる『ゲーミングPC』 小中学生にも人気」参照)。家庭用ゲーム機やスマートフォン(スマホ)が強く、パソコンでゲームを楽しむ人は少ないといわれてきた日本で、20万円を超えるモデルも珍しくないゲーミングPCがなぜ売れるのか。実際にゲーミングPCを販売するメーカーをたずね、人気の理由を探る。今回は「ALIENWARE」(エイリアンウエア)というブランドを持ち、積極的にゲーミングPCに取り組んできたデルの柳沢真吾氏に話を聞いた。

身近になってきた海外ゲーム

――ゲーミングPCの売り上げが好調です。ただし、これまでPCゲームについては「海外では一般的だが、日本では一部のマニア向け」といわれていました。まずは日本と海外のゲーム市場の違いについて教えてください。

日本と海外のゲーム市場にはさまざまな違いがありますが、中でも大きな違いはカテゴリーでしょう。海外ではPCゲーム、スマホゲーム、プレイステーションやニンテンドースイッチのようなコンソール(家庭用ゲーム機)ゲームの割合がバランスよく存在していますが、日本ではPCゲームが極端に少なく、最も多いのがスマホゲーム、続いてコンソールゲームという順です。さらに詳しく見ていくと、スマホゲームとコンソールゲームのいずれも、国産コンテンツで遊ばれているケースが圧倒的に多いんです。

――なぜそんなに違いがあるのでしょうか。

一番大きな違いは、ゲームの成り立ちでしょう。日本のゲームメーカーは、日本のアニメや少年誌のキャラクターなどを反映した日本独自のコンテンツを提供しているのが特徴で、海外とはずいぶん異なります。現在の国内ゲーム市場は、そういった文化やコンテンツをうまく活用できている日本のゲームメーカーが活躍している状況にあります。

――そんな日本でゲーミングPCが好調な理由は?

理由の一つはインターネットの普及で、海外製ゲームが身近になってきたからでしょう。

最近は動画配信サイトで、自身がプレーするゲームの動画を配信する「ストリーマー」が増えています。海外の人気ストリーマーのプレーも簡単に見られる。彼らは海外製のゲームをプレーしているので、国内でも海外のPCゲームが注目されるようになってきました。16年の日本ゲーム大賞で「フォールアウト4」(※未来の世界を舞台としたロールプレイングゲーム)や「ウィッチャー3」(※架空の世界を旅するロールプレイングゲーム)などの海外タイトルが複数、名を連ねました。これは、数年前では考えられなかった現象です。

また昔は海外製ゲームはなかなか手に入れることができませんでしたが、最近は興味を持ったゲームをオンラインで簡単に購入できるようになっています。海外のゲームをダウンロードで購入できる「Steam(スチーム)」というプラットフォームが国内ゲームプレーヤーにも知られるようになったことも、層の広がりにつながっています。

またゲーミングPCは高性能なパソコンで、ゲームしかできないわけではありません。ゲーム以外の理由で選ぶ人もいます。

ゲーム以外の用途で選ぶ人も

スマホが高機能になったのでPCの必要性を感じなくなった人が少なくないのも事実ですが、その一方で「授業や論文を提出するときなどに必要だから」と大学の入学祝いに親が子どもにノートパソコンを贈るケースも増えているんです。そのとき、「どうせ買うなら高性能でいろいろなことができるパソコンを」と考え、ファーストPCとしてゲーミングPCを検討される方も、以前に比べて明らかに増えています。

また高性能なゲーミングPCは、クリエーテイブな作業から、インターネット上で仮想通貨を得る手段のマイニングまで、幅広く活用できます。ワークステーションではなく、ゲーミングPCを選ぶ企業もでてきています。

ゲーマーだけでなく、学生や企業が使うPCとしても、ゲーミングPCを選ぶ人が増えているのです。

プロゲーマーやストリーマーを憧れの存在に

――さらに日本でゲーミングPCの認知を広げるには何が必要だと思いますか。

実際にプレーするだけでなく、ゲームを見て楽しむ層を広げることが大切だと思います。

2017年に話題になったゲームに「PUBGPLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」というタイトルがあります。これは最大100人のプレーヤーが島内で戦い、最後の一人になると優勝というバトルロイヤル型のゲームなのですが、実際にプレ-せず、ライブ配信を見ながら好きなストリーマーを応援して楽しんでいる人も多いんです。数年前にも、ストリーマーの影響で「マインクラフト」が子どもたちの間で流行するという現象もありました(※マインクラフトはプレーヤーが自由に街を作って遊ぶゲーム。プログラム教育として取り入れている学校もある。参考記事「人気ゲーム『マインクラフト』授業で活用 子供のアイデア形に」)。「見て楽しんでいる」人たちをもっと増やすことも、結果的にゲーミングPC市場の拡大につながると考えています。

――見て楽しんでいる人が増えれば、裾野が広がり、ゲームをプレーして楽しむ人も増えるということですね。

若い世代をさらに取り込むには、プロゲーマーやストリーマーが憧れの存在でなければなりません。そのためには、ビジネスとしてeスポーツに向き合っている人を応援していく必要があると考えています。我々がプロゲーマーのネモさんのスポンサーになったり、「ALIENWARE ZONE」というeスポーツコンテンツをメインに扱うサイトを立ち上げたりしたのも、スタープレーヤーを育てていく取り組みのひとつです。

◇  ◇  ◇

次回はゲーミングPC新ブランド「OMEN by HP」を展開する日本HPに話を聞く。

ゲーミングPC最前線
人気高まるゲーミングPC ゲーム動画でユーザー拡大
ゲームは「新しいSNS」 ノート持ち寄るイベントも(5月16日公開予定)

(文 辻村美奈=マイカ)

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