日経トレンディネット

店内にはフレッシュなワインをグラスに直接注げるタップコーナーもあり、同店のワインはもちろん、常時8種類の国産ワインを提供。「深川ワイナリー東京」をはじめ、大阪の「カタシモワイナリー」や「河内ワイン」、清澄白河の「フジマル醸造所」など全国有名ワイナリーから直送のたる出しワインを味わえる。

料理は地元の食材をメインに使った南イタリア料理。3種類のタップワインを飲み比べできる前菜の盛り合わせのほか、「大阪たこやき風ゼッポリーニ」や「ドテ焼き風トリッパの煮込み」など、「なんちゃってソウルフード」がおすすめ。

深川ワイナリーのファンで、東京から駆けつけた40代女性は、「深川ワイナリーではワインに合う料理を提供してくれるので、日本の軽いワインも飲むようになった。これまで大阪出張は新幹線を利用していたが、ココに立ち寄るために空港に来る機会が増えると思う」と、顔をほころばせた。

同店を運営するスイミージャパンの中本徹社長は「空港は人が集まったり出発したりする起点になる場所。日本一小さいワイナリーだが、『空飛ぶ葡萄のワイナリー』として日本のワインを広めていきたい。旅行客はもちろん、近隣の住民や館内で働く従業員にも、まちバル的な感覚で気軽に利用してほしい」と、空港初の店舗に期待を寄せる。

ワインをグラスに直接注げるタップコーナーでは全国各地から届く8種類のたる出しワインを味わえる。テイスティンググラスで飲み比べ5種類1080円
3種類のタップワインと前菜のマリアージュセット(1280円)。他にもシェフ自慢の南イタリア料理が充実している。欧州主体のボトルワインも100種類以上用意

関西ではココでしか買えないスイーツ販売

2階には高級版キットカットを販売する「キットカット ショコラトリー」が、常設店として初めて空港に出店した。直営店としては7店舗目で、銀座本店と同様にカフェも併設した。同店を展開するネスレ日本・コンフェクショナリー事業本部ビジネス開発部の竹内雄二部長は、空港への出店の狙いをこう語る。

素材とパティシエの技が生かされた特別なキットカット専門店「キットカットショコラトリー」の関西初店舗
伊丹空港限定商品は、縁起のいいビジネス土産向けの「恵比寿様」デザインと、大阪土産ならではの「おおきに」デザインの2種類がある。各1350円

ルビーカカオと呼ばれるカカオ豆から生まれたルビーチョコレートを使った「サブリム ルビー」は1本400円。天然の鮮やかなピンク色とフルーティーな酸味が特徴

「ショコラトリーには男性客も多く来店される。ビジネスパーソンが出張で空港を利用するときに、得意先への手土産や家族への感謝の気持ちとして気軽に買えるように店を作った。今後も空港や駅ナカなど交通量の多い立地に積極的に出店していく」。2014年から17年末までのショコラトリーの累計売り上げは小売ベースで40億円。日本は世界で一番キットカットが売れる国だという。

同店で販売するプレミアムキットカットは全17品。天然のピンク色のルビーチョコレートを世界で初めて商品化し、18年1月からショコラトリーで独占販売する「サブリム ルビー」のほか、「信州りんご」「田丸屋本店わさび」など各地の特産品を使った「ご当地シリーズ」、パッケージデザインに大阪らしさを取り入れた伊丹空港限定のギフト商品を用意する。

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