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もうかる家計のつくり方

子どもがいても気分は独身 未熟な夫婦の放漫家計 家計再生コンサルタント 横山光昭

2018/5/2

お金をためる方法を変えるため、貯蓄型の保険は思い切って解約しました。夫の死亡保障は2人の子どもが生まれた現状を踏まえて保障額を増額。医療保険は妻が未加入だったので加入してもらいました。

スマートフォン(スマホ)についてSさん夫妻は「格安スマホがあるのは知っているが、時間を作って変更手続きをするのが面倒」というので、「それでは家計は改善できない」と行動を促し、家電量販店で切り替えて通信費も減らしました。

2人であわせて10万円の小遣いなど、ほかにもまだ削減できそうな支出はありますが、まずこれだけの取り組みで月に7万9000円が削減でき、8万2000円の余剰金を捻出することができました。

このうち、生命保険料の削減で捻出した2万4000円を積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)で運用することにしました。資産形成につながるほか、急な出費の際にも引き出しができるなど、使い道の自由度が高いからです。毎月2万4000円を積み立て、仮に年3%の利回りで運用できるとしたら、20年の累計投資額は576万円で運用益は210万円超にもなります。

■貯蓄を増やすのに「うまい話」はない

高収入でも貯蓄ができない家庭は多いものです。そのことに気がつきなんとか改善したいと思っても、やり方が間違っていたり家族に合わない方法だったりすると、うまくいかないケースもあります。Sさん夫妻の特徴は、保険料の高い貯蓄型保険を中途解約しても、被った損失を十分にカバーできるリターンに目を向けたことです。

貯蓄を増やすために「うまい話」はありません。情報をしっかり得て、自分たちの生活習慣や家計の管理方法を客観的に見直し、自分たちに合ったやり方で家計を改善していくことが肝要です。

(「もうかる家計のつくり方」は隔週水曜更新です)

横山光昭
(株)マイエフピー代表、mirai talk株式会社取締役共同代表。顧客が「現在も未来も豊かな生活を送ることができる」ことを一番の目標に、独自の家計再生・貯金プログラムを用いた個別の指導で、これまで1万件以上の赤字家計を再生。著書は累計100万部を超える『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズ、累計65万部の『はじめての人のための3000円投資生活』シリーズがあり、著作合計88冊、累計270万部となる。講演も多数。

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