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働き方・学び方
プロが明かす出世のカラクリ

2018/5/1

プロが明かす出世のカラクリ

彼らが実践している方法はもちろん人によって異なるのですが、共通要素を2つ導き出してみました。

1.自分なりのストレス解消方法を持っている
 いやなことがあったときはとにかく寝る、という単純な方法もありますし、逃げ込むための第三の場所を持っている(趣味の登山からマンガ喫茶までさまざま)などもあります。
2.愚痴を言える相手がいる
 生き方が全く異なる中学・高校時代の友人や、良好な関係の家族、少し離れた親戚、前の職場の同僚など。利害関係がなくて、自分の話を軽く聞き流してくれる相手がいます。

ストレスに気づいていないタイプ

もっとも対応が難しいのが、そもそも自分がストレスをかかえていることに気づいていないタイプです。気づいていないので、原因に対応することもできませんし、解消するための積極的な活動もできません。

このタイプは実は、もっとも成功しているタイプに多いようです。朝起きて寝るまでずっと仕事のことばかりを考えている経営者や研究者、プロフェッショナルなどがその典型でしょう。

このような生き方を、ワークアズライフと定義することができます。趣味を楽しむように働くことなどがまさにこの状態です。しかし、好きなことをしているのだからストレスが溜まらない、といいつつも、実は少しずつ心に蓄積しています。

ではワークアズライフを実践している人は、どのようにストレスとつきあっているのでしょうか。

実はこうした人たちは、そもそもストレスの「原因への対応」と「解消」の両方をワークアズライフの中に取り入れています。

たとえば原因が「同じ場所で同じ仕事をずっと繰り返す」だと知っている人は、常に新しい仕事を探しています。新しい仕事に飛び込むことがストレスに感じる人からは理解されづらくなりますが、その人にとってはストレスがたまりづらい生き方を選んでいるわけです。

また、たまったストレスがルーチン的に解消できるような取り組みをしている人も多いようです。睡眠時間だけは必ず8時間とるとか、気の置けない友人たちとの集まりを常にスケジュール優先度の最上位に置くとか。

ストレスを感じた時に重要なことは、今自分が置かれている状況で、何が原因であり、その解消をどのように準備して実践しているかを、自分自身で理解し、言語化することです。それは対応ということだけではなく、自律的に生きるための取り組みに他なりません。

平康慶浩
 セレクションアンドバリエーション代表取締役、人事コンサルタント。1969年大阪生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA取得。アクセンチュア、日本総合研究所をへて、2012年から現職。大企業から中小企業まで130社以上の人事評価制度改革に携わる。高度人材養成機構理事リーダーシップ開発センター長。

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