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ストレスを解消できないと、心が折れてしまうことも… 写真はイメージ=PIXTA

ストレスを解消できないと、心が折れてしまうことも… 写真はイメージ=PIXTA 

自然体のままビジネス社会で活躍し、リラックスした働き方で出世する。そんな生き方ができるのが理想ですが、ほとんどの人はストレスを抱えて働いています。出世街道をひた走っている人であれば、なおさら多くなるのでは。しかしできる人ほど、ストレスとうまく付き合っています。今回は、人事コンサルティングの現場で見てきた、タイプ別の対策を紹介してみます。

ストレス原因にやられるタイプ

仕事上のストレスから、どこかスッキリしない日々を送ることは誰にでもある話です。やがて「なかなか疲れがとれない」日が増え、「仕事に向かうのがイヤに」なり、周囲の人から心配されるような「メンタル面で不調」な状況に至ってしまうこともあるでしょう。

人事の視点から見ると、ストレスを抱え込んでしまう人には、3つのタイプがあります。最初に目立つタイプは「ストレス原因にやられてしまう人」です。たとえば次の図は厚生労働省が毎年調査している、労働安全衛生調査(実態調査)という統計表に基づいたものです。内容はビジネスで感じる強いストレスの原因について3つまで複数選んでもらっています。

この調査に基づくなら、原因の1位、2位はいずれも「仕事」に関するものです。

1位に選ばれた仕事の質というのはたとえば難しすぎる仕事とか、あるいは簡単すぎてやりがいのない仕事などでしょう。仕事の量はそのまま労働時間の長さに関わるものです。

2位の仕事の失敗、責任の発生は文字通りです。なお、昇進による責任の発生は別項目として存在している点に注意してください。

また、3位以下には対人関係や昇進昇格、会社の将来性などさまざまな原因があげられています。

つまりストレス原因は人によって異なるのです。たとえば「長時間労働はつらい」「難しい仕事を任せられるとパニックになる」「失敗が怖い」「重い責任はいやだ」など、どれかは大丈夫でもこれだけはだめだ、というものは人それぞれなのです。

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