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レクサスUX 女性チーフがこだわる抜け感と守られ感

2018/5/8

ライバルひしめくコンパクトSUV市場に登場したレクサスUX

 メルセデス、BMW、アウディ、ジャガーなどライバルがひしめくコンパクトSUV(多目的スポーツ車)市場に登場した「レクサスUX」。担当した女性チーフエンジニア、加古慈(かこ・ちか)さんが開発のキーワードとしてあげたのは、「抜け感(扱いやすさ)」と「守られ感(力強さ)」だった。

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 SUV=スポーツ・ユーティリティー・ビークルとは、広義でみれば背の高い四駆的なクルマということになるが、ニーズの高まりに比例して、強靱(きょうじん)なフレームを持つ悪路走破のためのクロスカントリー系から、乗用車プラットホームを活用した前輪駆動のクロスオーバー系まで、様々な成り立ちのモデルがそのカテゴリーにくくられるのが現状だ。

 とりわけ世界的に需要増が見込まれるのが、B~CセグメントといわれるコンパクトカークラスのSUV。そのほとんどは乗用車派生のクロスオーバー系と目され、プレミアムブランドでもメルセデスがGLAクラス、BMWがX1.2、アウディがQ3、ジャガーがEペースにキャデラックがXT4にボルボがXC40に……と、既に群雄割拠の様相を呈している。

 先のジュネーブ国際自動車ショーで満を持して発表されたレクサスUXは、レクサスとしては初投入となるCセグメント級SUVだ。最新のアーキテクチャーを採用したその車格は同門ではC-HRに程近く、世界のどの市場からも求められる売れ筋のパッケージといえるだろう。当然ながら、先に挙げたライバルメーカーの各銘柄とは真っ向から対比される存在となる。

■こだわった「視界の抜け感」

 このレクサスUXの車両開発の取りまとめを担当する責任者、業界用語でいうところのチーフエンジニア(以下CE)が加古さん。

 加古CEはトヨタのヨーロッパ開発拠点への出向時に、感性工学に基づいた欧州的な内外装価値追求や評価軸などを日本へとリポートし、その成果を生かしたプロポーサルモデルを3代目LSで製作。それを社内でプレゼンしたことがきっかけでレクサスの開発に携わるようになったという。

 以降、CセグメントハッチバックであるレクサスCTのマイナーチェンジからCE職を担当。2018年1月からはレクサスインターナショナルのエグゼクティブバイスプレジデントと共にトヨタ自動車の常務役員も務めている。新卒入社からのいわゆる生え抜き組の女性としては、同社初の役員となる。

UXのチーフエンジニアである加古慈さん(右)と、レクサスインターナショナルの沢プレジデント

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