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クルマ好きがこっそり教える SA&PA「穴場」グルメ

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NIKKEI STYLE

高速道路をドライブするときに迷うのがサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)。慣れた道だと立ち寄る所が決まりがちになり、知らない道路ではどこに入ればいいか悩んだり。そこで仕事で高速道路を走り慣れている大音安弘氏、野間恒毅氏、渡辺敏史氏、佐藤旅宇氏の4人に、東京近郊(1つだけ例外あり)のSA/PAグルメを聞いた

◇  ◇  ◇

「羽生PAのうな丼」「鮎沢PAの溶かし味噌ラーメン」

大音安弘
 1980年生まれ。機械系エンジニアとして社会人生活をスタートしながらも、クルマ好きが高じて自動車雑誌編集者へ転身。現在、フリーランスとなり、自動車メディアを中心に活動中。

最近のSA・PAの傾向として、「テーマパーク型」と呼ばれる、滞在そのものを楽しんでもらう意図を持つSA、PAが増えたことがあげられます。そのひとつが、東北道上り線にある羽生PAで、その名も「鬼平江戸処」。池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の世界観を再現していて、建物自体が江戸の街角風になっているユニークなPAです。小説のファンにとってたまらないのが、店先の看板やフードコートの飲食店名がすべて、作中に登場するものになっていること。内装も和のテイストに作り込まれ、小さな飲食店が軒を連ねています。

もちろん食べ物も「鬼平犯科帳=江戸の人たちが味わった料理が楽しめる」ようになっていて、特に訪れてもらいたいのが軍鶏料理を中心とした「五鉄」と、うなぎの「忠八」です。忠八はうな重だけでなく、ひつまぶし風にも楽しめるうな丼もあり。とはいえ本格派のため価格設定はやや高め。ファミリーで楽しむなら、屋台処がいいかもしれません。スイーツなら和菓子の船橋屋で楽しめます。

お薦め2つめは鮎沢PA。東名高速道路の静岡付近の大型SAでは「足柄サービスエリア」が有名です、その近くにある鮎沢PAは規模が小さいため、観光客にはなじみが薄いのではないでしょうか。でも実はここには、昔ながらの良さがあります。特に上り線は、小型車よりも大型車の駐車スペースが多いので、トラックドライバーの御用達となっていて、ショッピングコーナーだけでなく、フードコートも24時間営業しているのが特徴です。

ここで良く知られたグルメは上り線にある「富士見食堂」の「溶かし味噌らーめん」。地元の裾野ポークと、御殿場市場から直送されるシメジ、シイタケ、タケノコなどの野菜で作る鮎沢特製ピリ辛味噌ダレが評判です。個人的には上下線どちらでも「懐かしのサービスエリア飯」が楽しめるところが魅力。何しろご飯、みそ汁がお代わり無料で、ふりかけが数種類用意されていて、おかずがなくなってもご飯が進みます。

 ちなみに鮎沢PAは上下線ともに高速に乗らずにアクセスできる「ぷらっとパーク」になっています。ドッグランもありますし、トラッカーの利用が多いのでコインシャワーやコインランドリーもあるので長旅の休憩地にも適しています。

「談合坂SAのすた丼」「諏訪湖SAの釜飯」

野間恒毅
 スタートアップ企業を支援するインキュベーター業務を行うかたわら、ブロガー、ライターとしても活動。PCソフトウェア、インターネットサービスの開発経験から技術への理解が深い。

中央高速道路の急坂にある談合坂SAは休息ポイントとして最適な場所にあります。東京からの下り線では最初の休憩所ですし、上り線では渋滞の多い中央道で最後の休憩所として人気のSAです。交通の要所なだけに駐車場の収容台数も大きく、EVの急速充電ポイントも上り・下りそれぞれ2台設置されています。航続距離に不安があるEVのドライバーにとっても心強い場所です。

数ある飲食店の中で、下り線では東京西部で人気の「伝説のすた丼屋」がおすすめ。ボリュームたっぷりで若者の空腹を満たすのはもちろん、行楽へ繰り出す前の腹ごしらえとしても最適です。談合坂限定のミニ湯葉うどんとのセットもあります。ボリュームの多さにたじろぐ中高年は、セットのすた丼をミニサイズにすればいいでしょう。上り線では桔梗信玄堂で信玄ソフトと山梨のローカルフードを堪能できます。

諏訪湖SAは諏訪湖が一望できる場所にあるサービスエリアです。眺めがよく、諏訪湖だけではなく遠く稜線(りょうせん)を望めます。これを青空とともに撮影すればインスタ映えすること間違いありません。

ローカルフードでは「峠の釜飯 おぎのや」(上下線)があるのがうれしいところです。もともと碓氷峠を通る電車の駅弁として有名で、昔ながらの焼き物の釜に盛られた数々の具は色とりどり、一口一口食べるごとに違った味わいを楽しめます。栄養バランスもよく、値段もお手ごろです。

「駒門PAの手作りカレー」「谷田部東PAのしょうが焼き」

渡辺敏史
 福岡県出身。出版社で二・四輪誌編集に携わった後、フリーの自動車ライターに。主な著書に、05~13年まで週刊文春に連載した内容をまとめた『カーなべ』(上下巻、カーグラフィック)。

編集部からのリクエストは「SAのグルメ」ということでしたが、個人的にクルマの試乗や取材のときに食事で立ち寄るのはほとんどPAです。基本的に混んでいなくて、止めやすく、施設も静かで、トイレもスムーズに使える。民営化以降、SAがテーマパーク化したことで、かえってPAはプロドライバー相手の、口数少なくも求めに対しては完璧なホスピタリティという個性が際立ってきたように思います。かつての街道ドライブインやトラック食堂に憧れた人も少なからずいるでしょう。PAの満足感はそれに近い。

数あるPAグルメの中から今回選んだ料理は、東名高速道路の駒門PA上り「手作りカレー」と谷田部東PA下りの「生姜焼き定食」です。

駒門PAは富士の伏流水を無料でくめることで有名(それ用の容器も売ってます)。レストランのシェフもくみにくるというこの水を使ってじっくり作り上げたのが手作りカレー。材料になにも凝ったことはしていないが、その愛情でうまいカレーです。辛くはないですが深みのある万人向けのトロトロのまろやかさ。こういう典型的な「真心食堂カレー」は食べられる店が減っているので貴重。量も多いです。

谷田部東PA下り「生姜焼き定食」は、しょうゆにしょうが、にんにくも効いたパンチのある味。典型的ドライブインめしで白飯がすすみまくります。さらに谷田部東のすごいところは昔の定食屋のように冷ややっこや納豆や肉じゃがやといった小鉢を100円前後でアドオンできるところ。ゴールデンウイーク、お子さん向けに昭和の食事を体験させる「食育」にも最適な場所じゃないかと。

「諏訪湖SAの肉揚らぁめん」と「刈谷PAのえびせん」

佐藤旅宇
 オートバイ、自転車専門誌出身のフリーライター。現在は乗り物やアウトドア系記事を多く執筆する。若い頃はオートバイで日本一周するなど旅に没頭し、いまでも年に一度は家族とロングドライブに出かける。神奈川県出身。

長野県安曇野市の実家に帰省する際に必ず立ち寄るのが、中央自動車道の諏訪湖サービスエリア。ここは何といっても八ヶ岳連峰と諏訪湖、諏訪市街を一望できる眺望が素晴らしい(特に上り)。おまけに夜は夜で諏訪市街の夜景も楽しめるので、帰りはいつもコーヒー片手に長居してしまいます(当然家に帰るのが大幅に遅れますが……)。

上下線とも「ハイウェイ温泉」なる天然温泉があるのもいいところ。オートバイで帰省していた若いころはよく利用しました。実は、特に風情があるわけでもない、ごく普通の温泉なのですが、何せ当時は真冬の2月でもオートバイで帰省していましたから。まさにハイウエーのオアシスでした。

グルメなら下りのフードコートにある「DX豚骨味噌ラーメン肉揚げのせ」というのがおすすめ。肉揚げというのは豚のロース肉に片栗粉をまぶして揚げたもの。しかもこの肉揚げ、長野県民なら知らぬ者はいない地元ラーメンチェーン「テンホウ」が作っているのです。

もう一つのお薦めが、東京からはちょっと離れますが、伊勢湾岸自動車道の刈谷PA。何人かで車に乗っていてここが迫ってくると、まあまず誰かが声を上げますね。「家族にお土産買って帰るから、ちょっと寄ってもらえる?」って。刈谷PAはレジャー施設が隣接したいわゆる「ハイウェイオアシス」ですが、われらおじさんが目指すのは高さ60mの大観覧車でもなければデラックスなトイレでもない。目的はそう、「えびせんべいの里」というえびせんべい屋さん。

ここのえびせんは風味が良く、味も抜群。おまけに種類が多彩で価格も安いとくれば家族のお土産に買っていかない手はないわけであります。どれもおすすめですが、「はまかぜ」はウチの5歳の息子も大好き。バリバリ食べて大袋を数日で空にしますから。どの商品も基本的に試食できるので、店舗をぐるりと一周するとお腹いっぱいになっちゃいますよ。

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