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軽い気持ちの転職が「こんなはずじゃなかった」につながることも。写真はイメージ=PIXTA

軽い気持ちの転職が「こんなはずじゃなかった」につながることも。写真はイメージ=PIXTA

「必要に迫られているわけじゃないけど、いいところがあれば転職しようかな」。盛り上がる転職市場のニュースや知人の成功話を聞いて、そんな軽い気分で転職活動を始める人もいます。しかし、不満の解消や、転職後のメリットだけに目を奪われていると、「こんなはずじゃなかった」という状況に陥ることも。キャリアアップにしっかりつなげるためには、転職や転職活動に対する「覚悟」が必要です。どのようなことを確認しておくべきなのでしょうか。

転職活動につきもののリスクを認識しておく

新年度スタートから1カ月。新たな組織体制や戦略の下で働き始めている人、新たな役割を担っている人などは、それに違和感を覚えると、「転職」が頭をよぎり始める頃です。このゴールデンウイーク中、すでに転職に成功した友人、元同僚などと会って話す中で、「自分も」という気持ちが沸き上がった人もいるのではないでしょうか。

けれども、安易に転職に踏み切る、あるいは転職活動をすると、思いがけない落とし穴にはまってしまうこともあります。次のような「覚悟」が自分にあるかどうかを自問自答してみてください。

「あって当たり前」だったものが失われる覚悟

現状に不満を抱えている人の場合、転職することでそれらの不満が解消され、ハッピーになれるという幻想を抱きます。しかし、「不満点」に焦点を当てて、その点を解消し、満足できる企業に出合えたとしても、入社後に別の部分で不満が生じるリスクもあります。転職すれば、満足を得られる可能性があると同時に、一方では失うものもあるということを認識しておかなければなりません。

これまでの職場には当たり前に存在していて、「どんな会社にもあって当たり前」と思っていたものが、実は転職先にはなかったというのはよくあることです。

例えば、今の職場ではパソコン作業中にトラブルが起きたらすぐにシステム担当者が解決してくれるけれど、転職先では自分の力で解決するよう求められるかもしれません。今は、プレゼンテーションに備え、アシスタントがデータを集計してくれたり、見栄えのよいパワーポイント資料を作成してくれたりするのに対し、転職先ではすべて自分で行わなければならないかもしれません。

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