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Men's Fashion
Fashion × Tech

2018/5/19

Fashion × Tech

■テーラーになりたいわけではない

――素材開発にも力を入れているそうですね。

「D2Cの良いところは自由に商品づくりができるという点にあります。私たちはセレクトショップではなく、街のテーラーとも違います。テーラーは基本的にスーツをつくるところなので、生地などは卸から仕入れているわけですよね。そこにオリジナリティーはありません」

「私たちはテーラーになりたいわけではありません。顧客にサービスとしてのブランドを感じてもらいたいのです。このため、生地も自分たちでつくり、ここでしか買えない商品を用意して、顧客に楽しんでいただいているのです」

「日々上がってくる顧客アンケートを商品開発にフィードバックしています。例えば『自転車に乗りやすいスーツがほしい』『汗をかいてもすぐに乾くシャツがほしい』といったもので、要望が多いものについては、自分たちでプロダクトをつくり、商品をリリースしています」

■自分が買おうとしているものについて知ってほしい

――店頭でも独自色を打ち出しています。

「私たちは品質の良さと価格の妥当性をちゃんと顧客に示して、理解を得ることに努めています。取引先の工場を取材し、生産現場を動画で撮影して、ウェブや店舗で公開しています。顧客に『自分が買おうとしているものはどういったものなのか』を知ってもらうための機会を提供することが大事だと考えています」

――商品の詳細情報の提供にITを活用しています。

「私たちはデジタルネーティブのブランドです。オンラインでスタートし、オンラインでのユーザー体験を補完するために店舗を構えています。ウェブの良さは検索性、一覧性、リアルの良さは物に触れられることと安心感にあります。『双方の良さを両立できないか』と考えて生まれたのが、現在一部を除き全店舗に導入した『ファブリックウオール』です」

「ファブリックウオール」では、さまざまな生地を展示、オンラインのユーザー体験を補完する

「ファブリックトウキョウでオーダーできる多種多様な生地を店舗の壁に展示して、ウェブの検索性、一覧性を壁で表現しました。『このグレーのストライプ生地がいいな』と思ったら、すぐ手にとれるのはもちろん、生地裏のQRコード(2次元バーコード)をスマホなどで読み取れば、商品詳細を記したウェブページに飛べるようになっています。そこでは、紹介文を読んだり、お気に入りを登録したり、そのままオーダー時のカスタマイズの項目が選べるようになっていて、購入もできます」

「ファブリックウオール」では、QRコードで商品の詳細を知ることができる
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