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軽視できない「5月病」 予防接種の効果は?

立川吉笑

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NIKKEI STYLE

隔週日曜に更新している師匠・談笑と私による連載企画。今回もよろしくお願い致します。

今日は4月29日。昨日からゴールデンウイークに突入している方もおられるようで、そうなると9連休ですか、羨ましいなぁ。ゆっくり休みを満喫してください。

煩わしかった花粉症から解放され、気温も上がってきて、晴れてるだけで心が弾み、信号待ちの際に感じるそよ風の柔らかさに気持ちが安らいだりもするきょうこのごろ、どうしても気が緩みがちになりますが、実はここに大いなる罠(わな)が潜んでいるのです。

「5月1日病」「5月2日病」…

特にこの春、新生活を迎えられた皆さんは要注意です。例年ゴールデンウイーク明けに体調を崩される方がものすごく多いのです。慣れない環境で気持ちを張り詰めながら1カ月働いた後での、久しぶりの連休。そこで気持ちがふっと途切れるのか、連休が明けてもやる気が出なかったり、妙な不安感に襲われたり、体が気だるくなってしまったり、食欲が出なかったり、眠れなくなったり。いわゆる『5月病』というやつです。

5月病が恐ろしいのは、上記に一例を挙げたように症状が多岐にわたることです。色々な症状が同時に発症してしまい、5月病の専門医ですら、どの薬を処方すれば効果的か判断しかねるケースが多いとのことです。

ではなぜこれほどまでに多岐にわたる症状が現れるかといえば理由は明確で、それは『5月病』が「5月1日病」「5月2日病」「5月3日病」「5月4日病」「5月5日病」・・・「5月30日病」「5月31日病」を合わせた総称であるからです。

さらには『5月1日病』もまた「5月1日8時7分病」や「5月1日12時34分病」、「5月1日23時58分病」などを合わせた総称であるため、『5月病』というたった三文字の中に膨大な病気が内包されていることになります。

ピンポイントで「5月4日14時32分病」だけに罹患(りかん)された方であれば、「5月4日14時32分病」の症状である「左まぶたがピクピクする」ことだけに対応すればよいのですが、大抵の「5月4日14時32分病」患者の方は合併症として「5月4日14時31分病(症状は右まぶたがピクピクする)」や、「5月4日14時33分病(右手薬指の爪の付け根の白い部分の面積が広くなる)」を併発してしまい、以後、併発に併発を繰り返し、気づけば「5月3日病」や「5月5日病」まで罹患してしまいます。

 中でもタチが悪いのは「5月5日3時14分病」と「5月31日23時59分病」であるのは皆さんも異論がないと思います。

ご存じの通り「5月5日3時14分病」は「5月中旬病」という別名があるように、罹患してしまうと「5月12日病」から「5月18日病」を一瞬で罹患してしまいます。

また「5月31日23時59分病」はもっと悲惨で、あと少しで5月病の恐怖から解放されると気が緩む5月31日23時59分ちょうどに5月病に罹患してしまうと5月病の全ての症状が向こう10カ月続いてしまいます。

間の悪いことに僕は去年この「2017年5月31日23時59分病」にかかってしまい、今年の3月まで、去年の5月病でした。

こんな苦しい思いをするのは嫌だと、今年は奮発して5月病の予防接種を受けに行きました。渡されたチェックリストに打ちたいワクチンの種類を記入していく形式のクリニックだったので、真っ先に「5月31日23時59分病」はチェックしました。

その他、当初から決めていた「5月5日3時14分病」と「5月1日0時00分病」、念のため「5月18日21時23分病」と「5月18日21時24分病」もチェックすることにしました。

すると、ちょうどキャンペーン期間中で5本打ったらサービスで2本打たせてもらえるとのことだったので、追加で「5月2日17時2分病」と念には念を入れて2本目の「5月31日23時59分病」を打ってもらうことにしました。

7本の予防接種を同時に打つのはとても怖かったのと、保険適用外のため料金が5本で3万2400円もしたのが痛手でしたが、それでも安心が買えたので後悔はしていません。

重ね重ねになりますが、5月病は連休明けに発症することが多いです。久しぶりの休みに身体がなじみ始めた頃だったのに、また緊張する新生活の現場へ行かなくちゃいけない。その心的負荷が一番の原因だといわれています。

いっそのこと風邪を引く

今年の場合は特に連休明けの「5月7日病」に気をつけてください。大事な仕事があって絶対に「5月7日病」にかかりたくないというお方には、少し身体に無理をさせてしまいますが、とっておきの方法があります。

連休が明けて仕事が始まることによる心的負荷が原因であるなら、逆手を取って、連休明けの5月7日も休みにしてしまったらいいのです。なので5月6日のうちに頑張って風邪を引いて、5月7日を休めるようにしてしまうのが、「5月7日病」を防ぐ一番の策になります。

ただこれだと「5月7日病」は防げても、風邪にはなってしまうので、風邪を取るか「5月7日病」を取るか、これは苦渋の決断を迫られますね。

いずれにせよ、新年度が始まり1カ月お疲れさまでした。良い休日をお過ごしください。

立川吉笑
 本名、人羅真樹(ひとら・まさき)。1984年6月27日生まれ、京都市出身。180cm76kg。京都教育大学教育学部数学科教育専攻中退。2010年11月、立川談笑に入門。12年04月、二ツ目に昇進。古典落語のほか、軽妙かつ時にはシュールな創作落語を多数手掛ける。立川談笑一門会やユーロライブ(東京・渋谷)での落語会のほか、水道橋博士のメルマ旬報で「立川吉笑の『現在落語論』」を連載する一方、多くのテレビ出演をこなすなど多彩な才能を発揮する。

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