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立川談笑、らくご「虎の穴」

軽視できない「5月病」 予防接種の効果は? 立川吉笑

2018/4/29

上野の落語ホール(東京都台東区)

 隔週日曜に更新している師匠・談笑と私による連載企画。今回もよろしくお願い致します。

 今日は4月29日。昨日からゴールデンウイークに突入している方もおられるようで、そうなると9連休ですか、羨ましいなぁ。ゆっくり休みを満喫してください。

 煩わしかった花粉症から解放され、気温も上がってきて、晴れてるだけで心が弾み、信号待ちの際に感じるそよ風の柔らかさに気持ちが安らいだりもするきょうこのごろ、どうしても気が緩みがちになりますが、実はここに大いなる罠(わな)が潜んでいるのです。

「5月1日病」「5月2日病」…

 特にこの春、新生活を迎えられた皆さんは要注意です。例年ゴールデンウイーク明けに体調を崩される方がものすごく多いのです。慣れない環境で気持ちを張り詰めながら1カ月働いた後での、久しぶりの連休。そこで気持ちがふっと途切れるのか、連休が明けてもやる気が出なかったり、妙な不安感に襲われたり、体が気だるくなってしまったり、食欲が出なかったり、眠れなくなったり。いわゆる『5月病』というやつです。

 5月病が恐ろしいのは、上記に一例を挙げたように症状が多岐にわたることです。色々な症状が同時に発症してしまい、5月病の専門医ですら、どの薬を処方すれば効果的か判断しかねるケースが多いとのことです。

 ではなぜこれほどまでに多岐にわたる症状が現れるかといえば理由は明確で、それは『5月病』が「5月1日病」「5月2日病」「5月3日病」「5月4日病」「5月5日病」・・・「5月30日病」「5月31日病」を合わせた総称であるからです。

 さらには『5月1日病』もまた「5月1日8時7分病」や「5月1日12時34分病」、「5月1日23時58分病」などを合わせた総称であるため、『5月病』というたった三文字の中に膨大な病気が内包されていることになります。

 ピンポイントで「5月4日14時32分病」だけに罹患(りかん)された方であれば、「5月4日14時32分病」の症状である「左まぶたがピクピクする」ことだけに対応すればよいのですが、大抵の「5月4日14時32分病」患者の方は合併症として「5月4日14時31分病(症状は右まぶたがピクピクする)」や、「5月4日14時33分病(右手薬指の爪の付け根の白い部分の面積が広くなる)」を併発してしまい、以後、併発に併発を繰り返し、気づけば「5月3日病」や「5月5日病」まで罹患してしまいます。

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