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幕末気分で街歩き 下田でたどる歴史と絶景ビーチ

水津陽子のちょっとディープ旅

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NIKKEI STYLE

伊豆半島の先端に位置する静岡県下田市には、白砂の砂浜が数百メートルにわたって続く「多々戸(たたど)浜」など、9つの美しいビーチが点在。幕末に黒船が来航した下田港から始まる散歩路「ペリーロード」には、異国情緒あふれる町並みが残ります。毎年5月に開かれる「黒船祭」は国際色豊かなイベントが目白押し。幕末にタイムスリップするような小旅行です。

ペリーの一行が行進した「ペリーロード」を歩く

1854年に締結された日米和親条約の後、ペリー提督が率いる米国海軍が来航した下田には、日本開国の歴史をたどるゆかりの地が数多く残されています。ペリー艦隊の応接所で幕府との交渉場所になった国指定史跡「了仙寺」もその一つ。境内には開国に関する貴重な資料の原本を所蔵する、了仙寺宝物館「MoBS黒船ミュージアム」もあります。

下田港から了仙寺へ向かう約400メートルの道は、かつてペリーの一行が行進したことからペリーロードと呼ばれています。黒船祭(2018年は5月18~20日)ではその行進を再現するパレードなど、市内各所で様々なイベントが繰り広げられます。

ペリーロードの石畳の下を流れる平滑川には、明治39年建造の「霊山橋」など歴史を感じさせる古い橋がかかり、柳の木々が風情を添えます。江戸から明治、大正期に建てられたなまこ壁の商家や伊豆石造りの蔵が並び、絵になる町並みです。

逢坂橋のたもとにある、楕円形の窓や伊豆石積みの壁が印象的な古民家は大正3年(1914年)の建造。現在は書道家・竹沢尚生さんのアトリエで、土日祝日はカフェ&ギャラリー「草画房」として営業しています。

その隣には明治初期の建造、築150年の石造りの洋館を利用したレストラン「ページワン」。同じ道沿いには明治42年建造、かつて船宿だった建物を利用した骨董店&カフェ「風待工房」。近くには無料休憩所にもなっているなまこ壁の住宅「旧澤村邸」もあります。

ペリーロードの始点となる下田港には「ペリー艦隊上陸記念碑」、その近くの小高い丘の上には開国の海を一望する「下田公園」。伊豆急下田駅へ向かう約1キロメートルの道沿いには多くのレトロな建築を見ることができます。

下田湾をはさんだ向かいには、女性があおむけに横たわっているように見えることから寝姿山という愛称がついた下田の絶景&縁結びのパワースポット「寝姿山自然公園」。山頂へは伊豆急下田駅の目の前にある下田ロープウェイで上がります。山頂の展望台からの眺めは「伊豆三景」の一つに数えられ、晴れた日には伊豆七島まで見渡せます。遊歩道には冬は寒桜、春は花桃、秋にはリトルエンジェルと四季折々の花が咲き、6月はその名も「寝姿ブルー」というアジサイの花が迎えてくれます。

山頂からは、下田港内めぐりをする伊豆クルーズの黒船遊覧船「サスケハナ」など、港を行き交う船の航跡もよく見えます。遊覧船に乗れば、ペリーゆかりの地を巡るほか、カモメの餌付け体験もできます。

遊覧船乗り場の前には「道の駅 開国下田みなと」があり、カリカリのキンメダイとカマンベールチーズを使ったご当地バーガー「下田バーガー」が味わえます。ボリューム満点のバーガーはアメリカンサイズ。女性はこれだけでおなかいっぱいになります。

白砂のビーチを一望する宿で絶景の湯につかる

下田には海水浴やサーフィンのスポットとしても名高い人気のビーチがたくさんあります。その一つ、多々戸浜はウミガメの産卵地としても知られます。奥行きが70メートルもあるビーチに打ち寄せる波はレースのように広がり、波が引いた跡の砂浜は周囲にそびえる奇岩などを鏡のように映し出します。

この多々戸浜を見下ろす高台に建つ伊豆下田温泉「下田大和館」は、全客室がオーシャンビュー。刻々と変わりゆく絶景が部屋から眺められます。

特に客室専用の屋外テラスや室内のカウチからは、日の出から日没まで刻々と変わる海の絶景を独り占め。部屋食プランを選べば朝夕、客室のお座敷から景色を眺めながら食事ができます。海までは専用通路を通って1分、思い立ったら海辺を散策。おすすめは何といってもサンセット。砂浜に下りて、空と雲と海が織りなす絶景に身をゆだね、波の音に包まれてみてもいいでしょう。

最上階にある温泉からの眺めも最高。太平洋を一望する幅82メートル、1フロアをすべて使った大浴場もさることながら、宿の敷地内にある高台に作られた「山頂露天風呂」からは、さえぎるもののない絶景と開放感が味わえます。

館内には本物のヨットを改造して造られたユニークな露天風呂セーリングスパ「マーメイド」も。宿の顔にもなっている1階の貸し切り露天風呂「SPA VILLA」では眼前に海が迫り、まるでビーチで入浴しているようです。

食事は「海鮮炭火会席」、地魚のお造りやキンメダイの煮付けなどを味わう「磯会席」、アワビや伊勢エビなどメイン料理が選べるコースなどがあります。

「赤ちゃん温泉」をうたう同館は、ファミリー層向けのサポートも充実。館内にはキッズルームがあるほか、小学生以下向けのディナーメニューも用意されています。

静岡県下田市はJR東京駅から伊豆急下田駅へ、特急列車「踊り子号」で約2時間40分。週末には、バーカウンターやラウンジを備えるリゾート列車「伊豆クレイル」が小田原-伊豆急下田間を運行します。先を急ぐ旅ではなく、食事やお酒を楽しみながら美しい景色をゆっくり眺められる列車に乗り換えて行くのも、すてきな思い出になりそうです。

水津陽子
 合同会社フォーティR&C代表。経営コンサルタント。地域資源を生かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究などを行う。

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