日経トレンディ

2018/5/11

フィットネス

メカニカルストレスを高めるにはバーベルの代わりに、できるだけ速くトレーニングを行う。加速度がかかった状態で筋肉にブレーキをかけて切り返すので筋線維が傷つく。逆にゆっくり動かし続けると、筋肉の血流が制限されて酸欠状態になる。乳酸がたまるなどの変化が起き、これが成長ホルモン分泌を促す。つまり「速い」「ゆっくり」の両方を組み合わせるのが、最も効率のいい筋トレというわけだ。

筋トレ初心者が優先して鍛えるべきは、筋肉量を増やしやすい大きな筋肉だ。大きな筋肉が集まる「胸」「腹」「背中」「腕」「脚」「尻」の6部位についてトレーニング方法を教えてもらう(次回以降、順に紹介の予定)。重要なのは、いずれも限界と感じるまで、筋肉をしっかり追い込むこと。習慣にすれば、体の内も外も変化を感じることができるだろう。

(イラスト 内山弘隆)

比嘉一雄さん
 CALADA LAB.代表。1983年福岡県生まれ。早稲田大学スポーツ科学部卒業後、東京大学大学院に進学。石井直方氏の下で、研究と現場を両方知るトレーナーとして活動を開始。科学的根拠に基づく「えびすメソッド」を考案した。『自重筋トレ 100の基本』(エイ出版社)など著書多数。

[日経トレンディ2018年4月号特別付録記事を再構成]