オフィスでカジュアルウエアを着る機会が増えてくるこれからの季節。ビジネスシーンでも通用するカジュアルウエアとは、どのような装いなのでしょうか。前回の「できる男は知っている カジュアルのドレスコード」に引き続き、オフィシャルな場面を中心に、カジュアルウエアのスタンダードについて考えてみます。
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カジュアルにもTPO(時・場所・場合)に応じた服装の規定、ドレスコードがあることは前回、話したとおりです。タイプ別に以下の3つに分類されます。
(1)スマートカジュアル
デートなどにも向いた清潔感のあるしゃれた紳士風カジュアル
(2)ビジネスカジュアル
ビジネスにも対応できる真面目な雰囲気のカジュアル
(3)エレガントカジュアル
比較的きちんとした場所でも見栄えがよい、上質感漂うカジュアル
もちろん、それぞれ明確な規定はありません。共通するキーワードを挙げるなら、「キレイ目」「きちんと感」といったところでしょうか。あとはTPOに応じて、少し厳格さを加えたり、ニュアンスを変えたりすればよいものとお考えください。
■共通でお薦めしたいアイテム
次に3つのドレスコードに共通してお薦めできるアイテムをご紹介しましょう。
《ジャケット》
まず、いずれのスタイルでもジャケットは必須アイテムです。
スーツのジャケットは、芯がきちんと入って、シルエットがかっちりしています。これに対して、カジュアル向けのジャケットは比較的ゆとりのあるシルエットで、柔らかく着やすい素材が多く使われます。
「絶対、1着は必要」と誰もが口をそろえるのがネイビーのジャケットです。比較的なめらかなウール素材(夏はサマーウール)のものを1着、同じくネイビー系で少し柄が入ったタイプが1着あると、着回しが楽になります。夏はメッシュタイプで形状がしっかりしたものがあると便利です。