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ストレス性疾患、保険がカバー 胃潰瘍や突発性難聴も 長期入院にも備え

2018/4/29

写真はイメージ=PIXTA

 厳しい労働環境などでストレスを感じ、心身のバランスを崩す「精神疾患」に備える保険が充実してきた。うつ病や統合失調症といった疾病だけでなく、その予兆の症状に給付金を支払う医療保険も出た。精神疾患は診断が難しく、これまで生命保険会社は取り扱いに二の足を踏んできたが、患者数が増えるなかで対応も柔軟になってきた。

 医療保険といえば、がんや脳卒中といった疾病に備えるのが一般的だ。ところが厚生労働省の「患者調査」によると、精神疾患の患者数は2014年時点で392万人と約10年で3割弱増加。このうち25~44歳の働き盛り世代が4分の1程度を占めており、入院や治療による生活費への影響を無視できなくなっている。

 第一生命ホールディングス(HD)傘下のネオファースト生命保険は、ストレスによる疾患と診断されると給付金が出る医療保険を昨年11月に発売。突発性難聴や胃潰瘍など43種類の疾患に最大5万円の診断給付金を支払う。こうした症状は、うつ病や統合失調症など深刻な精神疾患につながる前兆ともされる。

 このほか自律神経失調症やうつ病など101種類の疾病により、医師が30日以上の療養が必要と判断すれば最大30万円の療養給付金を出す。予兆症状で給付金を出した上で契約者が精神疾患にかかった場合でも、別途給付金を出す。再度、精神疾患になっても180日を超えていれば給付金を払う。支払い回数は診断給付金が通算2回、療養給付金だと同10回まで。終身医療保険「ネオdeいちじきん」に上乗せする特約として用意した。

■商品性柔軟に

 月々の保険料は30歳男性の場合、特定の病気になると保険料の支払いが免除され、給付金を上限まで受け取れる契約で3308円。女性なら3438円だ。都内に勤務する会社員の女性(33)は「いまは順調に仕事をしているが、30歳を超えたらどんな病気になるか分からないので特約をつけることにした」と加入の動機を話す。

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