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もう「時間・場所」にしばられない 女性の働き方進化

2018/4/24 日本経済新聞 朝刊

味の素の「どこでもオフィス」(東京都港区)

時間や場所にしばられない働き方で飛躍する女性が増えている。フリーランスで働くうちに起業したり、テレワーク勤務で捻出した時間を活用して積極的に仕事量を増やしたり、子育てなどで直面する問題を乗り越えてキャリアを積んでいる。3人の女性から、仕事と生活をうまくまわすヒントを探った。

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フリーランスとして働く城みのりさん(東京都港区)

「仕事が増え、フリーランスで働く優秀な人に割り振るうち、収入が増えて起業することにした」と話すのは、マーケティングリサーチを請け負う城みのりさん(45)。2018年1―3月の売り上げは900万円。「法人格を得れば上場企業の仕事も受けやすくなる」と3月23日にグローバル・カルテット(東京・港)を設立した。

フリーになる前は製薬会社などに依頼されたアンケート調査の内容を分析する企業に勤めていた。14年に出産し15年4月に復帰したが、時短勤務で仕事を持ち帰り、毎日3、4時間睡眠で働くうちに吐き気や目まいが起きるように。そのうち通勤できなくなり、16年8月に退職した。

■通勤なく学び充実

フリーで仕事を始めたのはその2カ月後。かつての取引先から「あなたが仕事を辞めて困った。再開してほしい」と連絡があったことが背中を押した。一人でこなせないほど仕事が増えたので、知人のほか、交流サイトを通じて仕事をいったん辞めた女性たちを募った。

通信環境さえあれば国内外は問わない。集まった18人には介護や子育てで制限がある人など様々だが、仕事の内容と量を相談し、割り振っていった。営業はフリーランス専門の仲介業者に頼み、経理は会計士、契約内容の不安は弁護士に相談する。

今は会社員時代に無駄だと思った往復2時間40分の通勤がなくなり「雑誌を読みリラックスし、ビジネス書などで(新しいことを)インプットできる」と話す。

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