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ダウンサイズ時代の新型VWポロ もはやミニゴルフ?

日経トレンディネット

2018/5/10

フォルクスワーゲンの6代目となる新型「ポロ」(税込み209万8000~265万円)(写真:大音安弘、以下同)
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 フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンが約8年ぶりにフルモデルチェンジした6代目となったコンパクトハッチバック、「ポロ」を2018年3月20日に発売した。税込み価格は209万8000~265万円。

 近年は「up!」がVWで最も小さい「エントリーコンパクト」として活躍しているが、ポロは日本で「ゴルフ」までは必要としないものの、「質実剛健の小型ドイツ車」を求めるユーザー、特に女性に高い人気があり、VW定番モデルになっている。

■ポロ初の3ナンバーモデルに

 新型ポロは全てを刷新。最大の特徴は現行型ゴルフから採用している、VWのモジュラー戦略「MQB(Modulare Querbaukasten)」で開発した初のコンパクトカーであることだ。

新型「ポロ」はVWのモジュラー戦略「MQB(Modularer Querbaukasten)」で開発した初のコンパクトカー
全長×全幅×全高は4060×1750×1450mmで全高以外、先代より拡大している

 新型のボディーサイズは全長が先代より60mm長い4060mm、全幅が65mm大きい1750mm、全高は10mm低い1450mmとなり、ついにシリーズ初の3ナンバーモデルに拡大。スタイルは先代の面影を残しながらも、より力強くスポーティーなスタイルに進化し、内外装とも質感が高められている。その結果、新世代VWデザインのキリリとしたマスクでよりゴルフに近い印象になったが、先代の面影と愛らしさを受け継いで、ゴルフよりも若々しいキャラクターに仕上げられている。

新世代VWらしいデザインは「ゴルフ」に近い印象だが、先代同様の愛らしさもある
ダッシュボードは水平基調で操作性を高めるためドライバー側に向いている

■後席が広くなった

 インテリアは実用性が高くドイツ車らしさを感じさせる。水平基調のデザインのダッシュボードは、ドライバーがエアコンやインフォテイメントシステムを操作しやすいように、中央部分がドライバーに向けて少しだけ角度を付けてある。またシートに座って感じるのは車内の広さで、車幅に加えてホイールベースも先代より80mm長い2550mmになった恩恵で、ここも「ミニゴルフ」に成長したと思わせるところだ。特に後席にゆとりを感じられるようになった。またラゲッジルームも先代より71L増え351Lとなり、使い勝手が向上している。

ホイールベースが先代より80mm長く2550mmになった
後席が広くなったのを感じる

■エンジンはさらにダウンサイジング

 エンジンは先代よりさらにダウンサイズ化が進み、新開発の1.0L3気筒DOHCターボが全車に搭載される。最高出力95ps/5000~5500rpm、最大トルク175Nm/2000~3500rpmを発揮し、排気量を小さくしながらも性能は向上。トランスミッションは、DCT式の7速DSGを組み合わせ、燃費性能は19.1km/L(JC08モード)をうたう。

新開発の1.0L3気筒DOHCターボを全車に搭載

■先進安全機能は上級モデルと同様に向上

 MQBモジュールの採用により、上級モデルと同様の先進安全機能を採用することができるようになったのも大きな変化だ。

 全車に歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付きのプリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」、歩行者と衝突時に衝撃を緩和する「アクティブボンネット」、日中に自車の存在を強調する「デイタイムランニングライト」などを初搭載。さらに、後方死角からの接近車を知らせる「ブラインドスポットディテクション」や「全車速追従機能付きACC」、「リヤビューカメラ」、障害物検知に加え、前進・後退時衝突軽減ブレーキ付き「パークディスタンスコントロール」などをグレードによりオプションまたは標準で搭載する。

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