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処方箋、どの薬局に持って行く? 実は異なる負担額 ジェネリックやかかりつけ、サービスも見極め

NIKKEIプラス1

2018/4/26

薬局に行くときはお薬手帳を持っていこう

医師の処方箋を持っていけば、どの調剤薬局でも薬を受け取れる。しかし、どの薬局を選ぶかによって窓口での支払額やサービスに差が出ることがあるのを知っているだろうか。自分に合った薬局を選び、賢くつきあっていきたい。

薬局で処方薬を購入すると支払いの内訳を記した明細書が渡される。これを見ると薬自体の代金以外にも「調剤基本料」「薬剤服用歴管理指導料」など、様々な費用がかかっていることがわかる。

処方箋に基づいて薬を用意し服用方法を説明したり、他に服用している薬はないかを点検したりする薬剤師のサービスなどへの対価に当たる費用だ。金額は国が全国一律の基準を定めている。

なかでも、患者が処方箋を1枚持ち込むごとにかかる基本料金(調剤基本料)は4月から一部基準が変わった。

街なかの薬局に行くと120円(医療費の窓口負担が3割の場合、10円未満を四捨五入、以下同)だが、病院の周囲にあり一定条件を満たす門前薬局なら80円、大手チェーンの門前薬局は50~60円、2016年に規制緩和で認められた病院の敷地内にある門内薬局は30円となった。

病院の敷地内やその周辺にある薬局は持ち込まれる処方箋が多く、薬局が集中しがち。4月からはそうした薬局への報酬が減る形になった。

利用者からすると同じ処方薬なら街なかの薬局より、門前や門内の薬局で購入したほうが安くなる。高血圧で服薬中の50代の会社員の男性は、「今まで仕事の外出先で見掛けた薬局に処方箋を持ち込んでいた。料金に差があるとは知らなかった」と話す。

一方、4月の改定では在宅訪問など地域医療に力を入れる薬局、ジェネリック(後発)医薬品利用に積極的な薬局は今まで以上に報酬を手厚くした。国は地域貢献や医療費抑制に取り組む薬局を後押しする狙いだ。

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