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タスヴェリ

ITと投資のヒーロー育て! キッズ教育の現場を拝見 教材開発・セミナー開講… 企業の参入続々

日経ヴェリタス

2018/4/20

指導役の大学生と一緒にスマホアプリの開発に取り組む中学生(東京・世田谷)

マネーとIT、日本はこの2つの教育が遅れている。「FAANG」(フェイスブック、アマゾン、アップル、ネットフリックス、グーグル)のような次世代の産業を生み出すには、IT人材に加えて、新産業を育てる投資資金が欠かせない。次世代を切り開く人材をどう育てるのか。民間企業が手がける教育現場の最前線を取材した。

■中高生がスマホアプリ開発

プログラミング教育を手がけるライフイズテック(東京・港)は、春休みなどに中高生向けITプログラミングキャンプを開いている。目標は「ITの世界で(米大リーグ・エンゼルスの)大谷選手のようなヒーローを生み出すこと」(水野雄介・最高経営責任者=CEO)だ。この春休みは6都道府県で13回のキャンプを開き、計1000人が参加した。

【1日目】 4月2日。東京都市大学の二子玉川夢キャンパス(東京・世田谷)に、カラフルなTシャツを着た中高生87人が集まった。

開かれていたのは、ライフイズテックが手がける4日間の「スプリングキャンプ」。春休みに朝から夕方まで「プログラミング漬け」の生活を送り、スマートフォン向けのアプリやゲームなどの開発技術を身につける短期集中型の講習だ。

キャンプは全11コース。6人程のチームに分かれ、メンターと呼ぶ指導役の大学生と一緒に開発に取り組む。

羽柴彩月さん(20)がメンターをつとめるスマホアプリ開発のチームには、中3から高3までの男女6人が参加。メンバー同士の自己紹介を終えると、さっそくアプリ開発が始まった。

「家にある洋服を、色や形で分類して整理できるアプリをつくりたい」と話すのは、すいすい(ニックネーム、高2女子)さん。キャンプは3回目で、開発するアプリのイメージも具体的だ。カメラやアルバムを起動するためのプログラムを書き始めた。

しょー(高3男子)さんもキャンプの経験者。「もうすぐ受験生だから、単語帳のアプリを作ろうかな」。慣れた手つきでパソコンを操っていた。

一方、ひろき(高1男子)さんは初参加。電卓を動かす基礎的なプログラムを、教科書を見ながら一行ずつ慎重に書き進める。「いつもスマホでやっている野球ゲームのガチャを作りたい」。教科書では中級レベルという、ガチャのプログラムを目標にした。

【2日目】 朝10時から午後5時まで、昼食を挟んで開発が続く。全員が真剣にパソコンと向き合う。

「デザインはとってもステキ。このアプリで一番やりたいことを決めて、機能を絞ってみたらどうかな」

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