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ネクタイは己映す「第二の顔」 メッセージ込めて選べ ストレートにソリッド、可愛げならニット

MEN’S EX

2018/4/24

MEN'S EX

 仕事場の軽装化が進む現代では、ストイックなタイドアップスタイル自体が、ある種の“トラッド”とさえみなされつつある。Tシャツ姿で働く人も珍しくない今日、大事なのは「相手にふさわしい、きちんとした装いで臨もう」というあなた自身の意志。ネクタイはいわば、その意志表明のツールと心得たい。




トレンドを追う時代から、自分の意志を問う時代へ

 ドレスシーンの変遷には、ディテールの移り変わりこそあれ、スーツはもとよりシャツ、タイといったスーツスタイルの基本構造が劇的に変化したわけではない。しかし、着る側のマインドは大きく転じたように思える。かつてタイドアップはエリートの証であり、上等なスーツやタイを身につけることは、社会人としての信頼やステイタスと直結していた。だが老舗企業の斜陽や、服装を問わないITなど新たな企業の台頭とともに、その構図は崩れつつある。

 もはや盲目的にネクタイを締めているだけで、周りからの信頼を勝ち取ることはできない。トレンドやブランドより前にまず問われるのは「何のためにタイをしているのか」、その姿勢であり、他ならぬあなたの意志だ。それを示せて初めて、トラッドなタイドアップは信頼へと結びつく。ネクタイは、仕事や社交の場へ向き合う己の姿勢を映し出す、第2の顔というべき存在なのである。

■「“紺”の次の正統派を装う」クラブタイを締めてみる

1. 仏・ニース発のブランドらしい鮮やかなサックスブルー。シルクにコットンを混紡したモガドールを採用。シンプルなストライプはコーディネートもしやすい。剣先幅8cm。1万4700円(シップス 銀座店) 2. 現代的なニュアンスを加えるなら、こんな変則的ストライプもいい。一見主張が強いようだが、締めてみると意外にサラっとはまる。素材はシルク、剣先幅8cm。1万5000円(ビームス ハウス 丸の内) 3. 表面感のあるイタリア製のシルク生地。サテンやレップにはない、軽やかな風合いが魅力だ。剣先幅8cm。1万7000円(ストラスブルゴ) 4. 1枚仕立て、薄手のシルク生地が描くドレープが、イタリアの老舗らしい。剣先幅9cm。3万円(マリネッラ ナポリ 丸の内店) 5. イタリア最古のネクタイ・テキスタイルメーカー、マンテロ社製シルクを使用。定番のトリコロールもオレンジなら新鮮。剣先幅8cm。6800円(ユニバーサルランゲージ 渋谷店)

Club Stripe:米国で反転されたクラブ・ストライプ
 1. BREUER/ブリューワー 2. GIERRE/ジエレ

Club Regimental:英国連隊にルーツをもつクラブ・レジメンタル
 3. NICKY/ニッキー 4. E.MARINELLA/マリネッラ ナポリ
 5. UNIVERSAL LANGUAGE/ユニバーサルランゲージ

 “きちんとした”印象の構築に、正統派タイのバリエーションは多くあって困ることはない。正統派の代表といえば紺だが、どんな色でも正統を表現できるのがこのクラブタイだ。英国の連隊旗を由来とするレジメンタル、米国で反転されて生まれた右下がりのストライプ。かつてブームを牽引したころとはまた違う、良識あるベーシックとして、活用したいトラッドの雄である。

タイは5. ユニバーサルランゲージと同じ。ジャケット6万9000円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン) シャツ2万3000円/ジャンネット(トヨダトレーディング プレスルーム) タイバー1万9000円/ベルフィオーレ(ストラスブルゴ) チーフ4000円/フェアファクス(フェアファクスコレクティブ) パンツ〈スタイリスト私物〉

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