■イラストレーター ソリマチアキラさん
ファッション誌や広告で活躍する、人気イラストレーター。欧州、アメリカの1950~60年代カルチャーを愛し、現在もその影響を受ける。

【20年愛用】ロイド フットウェアのスエードダービーシューズ
クラシックなデザインに欧州’50~60年代が薫る
「20代後半まではアメリカンテイストの服が多かったですが、’50~60年代の英国映画をよく見ていたこともあり、徐々に当時の彼らの着こなしやカルチャーが気になり英国モノを手にいれたのがこの靴。シンプルなデザインですが、表情が豊かでどこかフレンチの薫りもするところがいいんです。当時の欧州のクラシックなスタイルは、普遍さも感じられつつ着る人のキャラクターも表れます。そんな着こなしを可能にするものが私の定番です」

■チューブ 代表 斎藤久夫さん
1979年にチューブを立ち上げ現在では有名ブランドやセレクトショップのアドバイザーを務める。ファッション界の生き字引的存在。

【20年愛用】チューブ×ユナイテッドアローズのロンドンストライプシャツ
遊びを利かせてこそトラッドを嗜める
「20年前にユナイテッドアローズと作ったこちらのシャツ。ベーシックなロンドンストライプでありながら、縞と縞の間にラメの線を入れ、袖と襟の色を濃いブルーにしたデザインになっています。これは私なりのトラディショナルの解釈。基本的な服を時代の変化に合わせて楽しんで着ること、ちょっとした変化で服を着ることを楽しむことが大事ではないかと思います。そんな服もトラディショナルの仲間にいれてください。時代はもう21世紀なのですから」
