こだわりの逸品

愛用50年も! ファッションの先達に学ぶ「一生もの」

MEN’S EX

2018/4/23

MEN'S EX

ファッション界にてさまざまな経験を積んできた重鎮だからこそ、トラッドの真意を語れるもの。そんな彼らが長年愛用してきたアイテムをリサーチ。どれも色褪せることない、名品ばかりだ。




■インコントロ 代表 赤峰幸生さん

自身のブランド「アカミネロイヤルライン」の運営や、大手アパレルなどの監修を手掛ける。国内外のクラシックスタイルに精通する。

【25年愛用】リヴェラーノ&リヴェラーノのダブルブレストスーツ

英国の黄金期を継ぐ色褪せない横綱スーツ

「1920~30年代のいわゆる英国発の背広がかっこよかった時代のスーツはまさにスーツの“横綱”的存在で、シルエットなども古くなることがないもの。生地を持ち込み、リヴェラーノ兄弟の兄、ルイジさんに作っていただいたこのスーツもまさにその形を意識しています。少しくらいシミがついても、それも自分が着てきたことの証だと思って長年愛用していますね。トラッドとは、このような“横綱”的スーツもそうだし、あるいは次の代に受け継げるような大切な服もそう。私が思うトラッドとは、自分の感性とともに生活の中で着こなしたり、身につけたりできるものといえるでしょう。そしてそれをまた次の時代に受け継いでいきたいですね」

■ハケット ロンドン 代表 ジェレミー・ハケットさん

ハケット ロンドンの創業者であり、ブリティッシュトラッドのご意見番。25周年を迎えた本誌に向け、“おめでとう”のお言葉も。

【30年愛用】ハケット ロンドンのダブルブレストコート

時代が変わっても常に出番が多いトラッド代名詞

「トラディショナルと聞くと一般的には古臭い、流行遅れと感じる人が多いと思います。でも私はまったくその逆。例えば名曲と呼ばれるものは、時が経ても素晴らしく聞こえ、どの世代にも愛され続けている。ファッションにおいてもそれと同じことが言えます。いつの時代でも古びない、時を超えたものがトラディショナルと私は解釈しています。このコートはまさにそんな服。30年前に作ったのですが、今着ても周囲からは“ステキなコートですね”と褒められます。もしコートを復刻させるとすると、もちろん時代の流行はあるので細部をやや現代風に調整するかもしれません。しかし、コートが備える本質的なスタイルを変えることはないでしょう」

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