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大人になったEOS Kiss 初ミラーレスはデザイン一新

三井公一の最新デジカメ撮って出し

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NIKKEI STYLE

キヤノンが誇るエントリー機「EOS Kiss」が、ついに一眼レフからミラーレス一眼へと進化した。ずんぐりとかわいかったルックスは、2016年11月に発売されたミラーレス一眼「EOS M5」とうり二つのすっきりしたスタイルに。誕生から25年、すっかり大人になって新登場したモデルが「EOS Kiss M」だ。

EOS Kiss Mのセンサーは、APS-Cサイズの約2410万画素。もちろん、キヤノン独自の「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載している。また、映像エンジンに最新の「DIGIC 8」を採用したことで、解像感の向上やノイズの低減も実現した。

直感的な操作はそのままに描写性能がアップ

EOS Kiss Mでは、操作性の親しみやすさはそのままに、描写性能がアップした。写真やイラストで使い方をガイドしてくれる「ビジュアルガイド」や、シャッターを押すだけでキレイな写真が撮れるフルオートの「シーンインテリジェントオート」、液晶モニターで明るさや鮮やかさをコントロールできる「クリエイティブアシスト」など、カメラを初めて使うという人でも直感的に操作できる工夫が満載である。

撮影例

青空をバックに桜を撮影。EOS Kiss Mは最新の映像エンジンをはじめ、各機能がアップデートされ、隙のないスペックになった。カメラ任せで撮影してもキレイな写真が撮れる初心者向けのモデルだ。

ISO6400でモニュメントを撮った。最新の映像エンジン「DIGIC 8」のおかげで、高感度ながら低ノイズでクリーンな写真になっている。拡張でISO51200まで対応しているのがスゴい。このときパラついていた小雨の粒までもしっかりと判別できている。

ショーケース内を撮ったカット。こちらもISO 6400だがノイズ感も整っており、好ましい描写となっている。感度を思い切って上げられるため、暗所でもフラッシュなしで撮影できるし、速いシャッターを切ったり、深く絞り込んだりできるということ。つまり、さまざまなシチュエーションで自然な写真を撮れるということである。

薄暗い屋内での撮影にも強い。ミラーレス化されたEOS Kissは、ルックスはともかく、軽さと使いやすさを追求したエントリー機のDNAをしっかりと受け継いでいると感じた。日ごろの散歩から週末のお出かけ、さらに趣味のスナップショットまでそつなくこなす「キヤノン会心の一台」と言えそうだ。

ファインダーは光学式に、課題はレンズの種類

使っていて感心したのは「デュアルピクセルCMOS AF」による高速なオートフォーカスだ。ピント合わせが速いだけでなく「DIGIC 8」の採用によって測距エリアが拡大し、測距点が最大143点となった点も素晴らしい。エントリー機でありながら、ストレスのないピント合わせを味わえるだろう。

また、高速連写も優秀だ。AF追従で最高約7.4コマ/秒はなかなかのもの。これなら動き回る子どもやペットも確実に捉えることができるはずだ。

EOS Kissの歴代モデルから乗り換えた人が戸惑うとしたらファインダーだろう。光学式ファインダーからEVF(エレクトロニック・ビュー・ファインダー)に変更されているからだ。EVFは236万ドットの0.39型。一眼レフ時代とは違って、露出やホワイトバランスなどの反映をライブで確認できるのでビギナーにはうれしい。バリアングルとなった液晶モニターは指先でタッチしてのオートフォーカスやタッチシャッターも可能である。

また、ミラーレス化されたことで気になるのが交換レンズ。レンズマウントがEFマウントからEF-Mマウントとなり、まだまだラインアップが乏しい。マウントアダプター「EF-EOS M」を使えばEFレンズの資産を生かせるとはいえ、せっかくの軽量コンパクトさがスポイルされてしまうのが残念。早期のレンズ拡充を期待したいものである。

撮影例

初心者にとっては、フルオートで失敗なく撮影できるモデルが一番心強い。その点、EOS Kiss Mは申し分ない。バッテリーを充電してメモリーカードを挿し、撮りたい物に向けてシャッターを切るだけでいいのだ。明暗差の大きいる被写体を撮ったが、メタリック感がしっかりと出ている

歴代EOS Kissよりも、むしろデザインの近い「EOS M5」と比べてしまうが、新しい映像エンジン、4K動画対応、バリアングルモニター、AF測距点、手ブレ補正機能「デュアルセンシングIS」などを搭載しているEOS Kiss Mのほうがスペック的には勝っている。操作性は「EOS M5」のほうが上だが、本機もこのレベルのスナップなら軽々とこなす実力を備えている。

EF-Mマウント用レンズはまだ種類が少ないので、これから拡充されていくことを願いたい。これは「EF-M22mm F2 STM」で撮影したカットだが、癖がなく素直な描写となっている。このような明るくコンパクトなEF-Mレンズの登場を期待したい

レンズキットに付属の「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」で撮影したカット。装着した状態でもとても軽量コンパクト。僕の場合、右手の小指がグリップからはみ出してしまうほどだ。ボディーの電源スイッチをオンにしてレンズを繰り出せばすぐに撮影可能だ。この軽快感は一眼レフ時代の「EOS Kiss」に比べて大幅に向上している

こちらも「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」を装着。ずっと手に持ったままでも疲れにくいサイズ感は、かわいいわが子を撮りたいパパやママにはうれしいはず。ただし、このレンズは逆光時に盛大にフレアが出るので、そのようなシチュエーションは避けたほうがよさそうだ。

三井公一
 iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影している。2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。

[日経トレンディネット 2018年4月12日付の記事を再構成]

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