MEN’S EX

2018/4/19

■03. GUCCI

節度ある個性派スーツをグッチで作る

傍目は品よく、脱いだら凄い

小曽根 グッチはベースモデルが多彩で、それぞれ個性的ですね。

矢部 個性という意味では、'70年代テイストを感じさせる「ヘリテージ」モデルが面白いですね。コンケーブショルダーに低いゴージライン、ラペルのダブルステッチ、そしてチェンジポケット……これらが今、また新鮮に映ります。

森岡 では、素材はベーシックなものを選んでバランスを取りましょう。このモヘアウールなどは?

矢部 いいですね。このハリ感はモヘアならではです。仕立て映えもよさそうですね。

小曽根 さて、では裏地を決めていきましょう。面白いことに、スカーフに使われるシルク地を裏地に使えるそうなんです。

森岡 それは贅沢! ではそこから選びましょう。色々な柄がありますが、こちらもレトロなシェブロンパターンにしてみるのは?

矢部 「ヘリテージ」のデザインに合っていますね。これはかなりインパクトありそう。

小曽根 ところで、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ氏のラッキーナンバーは「25」なんだとか。M.E.も今年25周年なので、内側に「25」と刺繍を入れてもいいですか?

矢部 ならイタリア語で「Venti Cinque」としてみては?

森岡・小曽根 ナイスアイデア!

《独創的カスタマイズが楽しい「DIY」》

【 MODEL 】計5型の多彩なベースモデル

アレッサンドロ・ミケーレ氏のもと、2017年に始動した新しいオーダープログラムが「Gucci DIY」。モデルは、スリムでモード感の強い「ニュー マルセイユ」、ローゴージでラペル広めな「ヘリテージ」、ナローラペルで着丈短めな「ニュー シニョーリア」、最もクラシックな「シニョーリア」、モダンな佇まいの「モナコ」の5型。それぞれ、ラペルはピークト/ノッチトを選択できる。

【 MATERIAL 】美しいスカーフ裏地に注目

王道を網羅しつつ、ユニークなマテリアルを展開。裏地は通常のキュプラ地のほか、スカーフに用いられるシルク生地「フーラード」も選択可。またボタンはグッチのアイコンのひとつ「シグネチャー ビー」なども選べる。

【 FEATURE 】様々なアイコンを刺繍できるメニューも

シグネチャー ビーやスネークなど、近年のグッチを象徴するモチーフを刺繍できるのも特徴的。写真のように大胆にあしらったり、ワンポイントで効かせたりとアレンジは様々。

1. 「ヘリテージ」型は個性が光りますね 2. 素材はシックなモヘアウールで 3. シルクスカーフ生地を使えるとは贅沢 4. レトロ調なシェブロンパターンを

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