Men's Fashion

イタリア3大ブランドでお試し スーツを注文でつくる

How to

アルマーニ、ゼニア、グッチ 遊んでマジメな、モードなスーツ

2018.4.19

MEN'S EX

スタイルのハイブリッド化が進む今、クラシック目線でモードスーツを着るのも面白い。そんなイメージを具現化すべく、イタリアを代表するモードブランド3社にクラシックのプロたちを集め、M.E.的“理想のモードスーツ”をオーダーで製作。モードならではの遊び心とクラシックなマジメさ、そのベストバランスがコレだ!




イタリア発のラグジュアリーモードブランド3社へ左の3名が赴き、クラシック目線で考える“理想のモードスーツ”をオーダー。(左)ファッションジャーナリスト 矢部克已さん/イタリア在住歴もあり、現地のサルトとも親交が深い。イタリア各地で仕立てたスーツを愛用。 (中)ファッションディレクター 森岡 弘さん/広告・雑誌などのスタイリングに加え、近年はビジネスマンの身だしなみを説く講演会にも多数出演。 (右)MEN’S EX 副編集長 小曽根広光/当企画の進行役。今まで定番ものを一生懸命集めてきたので、そろそろ遊びにも挑戦したいところ。

◇  ◇  ◇

■01. GIORGIO ARMANI

全TPO対応の貫禄スーツをジョルジオ アルマーニで作る

ベーシックかつアルマーニらしい一着に

小曽根 森岡さん矢部さん、よろしくお願いいたします。アルマーニではフィットを細かく補整できる「メイド トゥ メジャー(MTM)」と、補整なしで充実のサイズレンジから選び、約1ヶ月で完成&既製+約10%の価格で作れる「メイド トゥ オーダー(MTO)」があります。今回はより手軽なMTOで作りたいと思います。

森岡 承知しました。ではベースモデルから決めていきましょうか。

矢部 「スリム」と「クラシック」で、肩周りとウエストの雰囲気が大きく違いますね。

森岡 「クラシック」は非常に貫禄がありますね。様々なビジネスシーンへの対応力で考えるならこちらがいいのでは。さらに3ピースにすれば装いの幅も広がります。

小曽根 では、生地も仕事での汎用性を念頭に決めていきましょう。

矢部 このピンストライプなどはどうでしょう? ベーシックだけど、凄くアルマーニっぽい。

森岡 わかります。僕もこういう生地のアルマーニ、持ってますよ。

矢部 裏地もいろいろ選べますね。個人的に刺さったのがこの筆記体ロゴ。あまり既製で見ないよね。

森岡 いいセレクト! 僕も賛成です。しかし、かなりクイックにオーダーできましたね。

小曽根 確かに。この簡潔さがMTOのいいところですね。

《クイック&シンプルが魅力の「メイド トゥ オーダー」》

【 MODEL 】スーツは「クラシック」と「スリム」の2型

「クラシック」は構築的な肩周りと緩やかなウエストシェイプが特徴。対して「スリム」は肩パッドが薄く、全体的に細身でシャープ。着丈も若干短めだ。単品ジャケットでは、これに加えてアンコンモデルも選べる。

【 MATERIAL 】アルマーニらしいストイックな素材が充実

ネイビーやグレー、ブラックといったジョルジオ アルマーニらしい生地が数多くラインナップされているのが特徴的。ボタンや裏地もミニマルで上質なものが揃う。コンサバ派がビジネススーツを仕立てる際にも最適だ。

【 FEATURE 】44~66までのサイズ展開も圧巻

MTOのサイズ展開は44~66と幅広い。さらに着丈はロング・レギュラー・ショート(袖丈も連動して変化)の3種類が選べるため、貫禄体型や痩せ型で長身という人にもフィットしやすい。

1. 決め手は肩とウエストのシェイプ 2. これぞアルマーニという生地ですね 3. この筆記体ロゴ、上品でいいなぁ 4. パンツはやはりプリーツ入りで