空気抵抗を減らすために極限まで無駄をなくした車体のように、足囲や甲回りを絞り込むことでフィット感を高め、同時にスタイリッシュなフォルムを実現。立体形状でかかとを優しくホールドする中敷きは、レーシングカーのバケットシートをイメージして作られている。

靴底にスタッドレスタイヤのようなパターンを施してグリップ性を高めている。同シリーズはモータースポーツ関連の意匠が満載

またソールの前部中央に低硬度ラバーを使用し、着地時の接地面積を増やすことで安定した足運びを可能にしている。底面はスタッドレスタイヤを参考にした意匠が施されており、さまざまな路面にも対応。このように、ただ軽いだけでなく、ホールド感やグリップ性など歩きやすさにも配慮していることが見て取れる。

「同シリーズは外回りの多いビジネスパーソンから支持され、3月に入り好調に売り上げが伸びています。『テクシーリュクスの歩きやすさにスマートさが加味された』との声もあり、スタイリッシュなモデルとしてお客様から高評価を得ています」(アシックス商事紳士・スポーツプロダクトマーケティング部の根本康史氏)

洗練されたルックスと快適な履き心地

エコーの「ECCO VITRUS I」(3万2000円) 重さ:片足約510g(サイズ27cmの製品を実測)

ビジネス・カジュアル問わず、スニーカーソールとレザーアッパーを組み合わせたシューズを手がけるエコー。2018年春夏は、精巧なハンドクラフトと最新テクノロジーによる快適さを兼ね備えた新モデルを発売した。

新型シャンクを搭載して安定性を向上させるなど、さまざまなテクノロジーにより快適な履き心地を実現している

その「ECCO VITRUS I(エコー ヴィトラス ワン)」は、足をしっかりと包み込む大きな新型シャンク(土踏まず部分のアーチを支える芯材)を搭載し、軽さをキープしながら安定性と柔軟性を向上。そしてアッパーとソールを一体成型する独自のダイレクトインジェクション製法「FLUIDFORM」により、足に吸い付くような抜群のフィット感に。さらにソールユニットは、相反するクッション性と反発性の絶妙なバランスを実現している。今回取り上げた4製品の中では重い靴だが、これだけの機能をこの重量内で実現したことに驚く。

アッパーのレザーはすべて自社で製造したものを使い、本モデルには手作業でアニリン染色したカーフレザーを使用。手で磨き上げることでツヤと深い色味を獲得し、洗練されたルックスに仕上がっている。

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