2018/4/19

女性管理職が語る

女性が新たな活躍の場を得るには、公平に能力を評価し強力に支援してくれる上司の存在がいまだに必要です。女性もそのような人が必ずいると信じて、常に真剣に仕事をすることが大切です。

仕事にも恵まれました。社運に関わるプロジェクトを任されたのです。それは「燃油サーチャージ」の導入です。燃油価格が高騰、航空会社の自助努力ではどうしようもない水準となりました。その解決策として考えられた制度です。

「成功したら社長表彰」と常務から言われた肝煎りの任務でした。認可を得るため、国土交通省に何度も足を運び、部下と共に数々の壁を乗り越え、1年弱で認可を得ることがかないました。

いま振り返ると、このときの体験が仕事への自信となり、やりがいを与えてくれた気がします。失敗を恐れる必要はありません。失敗を重ねても最後に成功すれば失敗ではなくなります。

さて、社長表彰を約束した常務は「よくやった」とご褒美にアンパンを2個くれました。私はそのアンパンをおいしくいただきました。社長表彰はありませんでしたが、幸せでした。

女性の働く環境は私が入社した時よりも確実に良くなっています。子育ても仕事もキャリアアップも諦めなくてよい。そのような環境づくりが進められています。当社でも様々な取り組みを行っています。ぜひ、より多くの女性が生き生きと働き、日本の発展に寄与して頂きたいと思います。

なかの・ほしこ
 1982年青山学院大法卒、日本航空入社。札幌空港支店や東京支店、国内マーケティング部、宣伝部、国際旅客営業部などを経て2010年に関連会社の社長に就任。14年より日本航空の執行役員西日本地区支配人。

[日経産業新聞2018年4月12日付]

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