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m‐flo、15年ぶり完全復活 VERBALが語る絆

編集委員 小林明

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NIKKEI STYLE

人気音楽ユニット「m‐flo」が、2002年に脱退したボーカルのLISAさんを迎え、現メンバーのVERBAL(バーバル)さん、☆TakuTakahashiさんと合わせた3人で15年ぶりに活動を再開した。「三代目 J Soul Brothers」の岩田剛典さん主演の映画『去年の冬、きみと別れ』の主題歌を制作するなど早くもエンタメ界で話題になっている。

MC担当のVERBALさんにLISAさん復帰の経緯や楽曲作り、ライブ活動の手応え、今後の抱負などについてインタビューした。

LISAさん復帰、きっかけはファンの後押し

――どういう経緯からLISAさんが復帰することになったのですか。

「J-WAVEのライブで以前、☆TakuとLISAがコラボしたことがあり、その際、多くのファンの方がとても喜んでいた様子を見ていたLISAの心境に大きな変化があったようで、『自分から脱退したけど、m‐floに戻れたらうれしい』と後に☆Takuに伝えてきたそうです。☆Takuが僕に『どう思う?』と聞いてきたので、僕は二つ返事で『ぜひ一緒にやりたいね』と賛成しました。それで『とりあえずまた3人で会ってみようか』なんて話をしていた直後の16年12月に、僕が北海道で移動中に大ケガをしてしまったんです」

――「三代目 J Soul Brothers」のライブ公演に向かう途中で大型トラックと衝突し、意識不明の状態(肋骨8本骨折、肝臓破裂など)で病院に運ばれた事故のことですね。

「『EXILE』のMAKIDAIさんらと結成したクリエーティブユニット『PKCZ(R)』で参加する予定でした。もちろんそのライブ公演はキャンセル。さらにm‐floとして出演が決まっていた16年末のイベントはLISAが代役で出演してくれました。そんなことも重なって、15年ぶりについにLISAがm‐floに戻ることが決まったんです。LISAの言葉を借りれば『自分から飛び出して離婚して、また自分から戻りたいと言って戻って再婚したグループ』。3人でライブしても、それほどリハーサルをしなくてもしっくりくるし、すごく楽しいですね」

――18年3月16日に六本木・ビルボードライブ東京で復活後初のライブをしました。

「ファンの方からは『待ってました』という反応をたくさんいただきました。リクエストの多かった曲は『come again』や『been so long』。アルバムには入らなかったシングル『Mirrorball Satellite 2012』などのコアの曲のほか、LISAのバラードがすごい反響でした」

LISAが志願して丸刈りに、15年で互いのリスペクトが増した

――ニューアルバム『the tripod e.p.2』にはどんな思いを込めたんですか。

「メジャーデビューとなった記念のアルバム『the tripod e.p.』を改めてモチーフにしました。映画『去年の冬、きみと別れ』の主題歌『never』は、LISAが『全てを許して 時を越えて』と脱退を謝罪し、僕が『過去のことは もう関係ねぇ』とラップで返すという曲。別の新曲『No Question』のMV(ミュージックビデオ)ではLISAがハサミとバリカンで自ら髪を切り、丸刈りになる印象的なシーンが出てきます。もともと別なモデルが髪を切ることになっていたのですが、『髪を切るなら、自分がやるしかないでしょう』とLISAが自ら名乗り出たので実現しました」

――15年の年月は、メンバーに何をもたらしたのでしょうか。

「お互いへのリスペクトが増した気がします。より大人になったという感じ。互いのことを理解しようという気持ちが強くなりましたね。LISAと久しぶりに一緒に仕事をすると、何でも思ったことを口に出して言い合えるやりやすさとか、スタジオに入ったときのしっくりした雰囲気を感じます。☆Takuに対しては、主宰しているインターネットラジオや海外でのDJ活動が日本の音楽シーンにとても重要なのですごいなと思う。3人で再始動したことでLISAは『どうせならグラミー賞を目指そうよ』と張り切っています」

グラミー賞を目指す、絶妙に異なる3人のキャラクター

――3人のキャラクターはどのように違いますか。

「LISAはすごく感情をストレートに出すタイプ。☆Takuはソーシャルだけど好奇心が旺盛でマイペースな天才肌。僕はどちらかと言うと、裏方的な盛り上げ役。曲を作りながらも、契約とか会社とのコミュニケーションとか、物事の微調整のような部分が気になってしまう。うまい具合に違っているので、それが良いバランスなのかもしれませんね」

――3人の最初の出会いはいつですか。

「僕と☆Takuはセント・メリーズ・インターナショナル・スクール(東京都世田谷区)に通う同級生で、LISAは清泉インターナショナルスクール(同)に通う1つ上の先輩でした。僕からするとLISAは年上ですし、かなり大人っぽくて、ちょっと怖くて格好いい先輩という感じだったので、気軽に話しかけられるような関係ではなかったですね。学校同士で交流があり、聖歌隊の活動などで一緒になることもありました。僕と☆Takuは高校時代にバンドを組み、LISAも高校時代からソロで音楽デビューして活動していました。音楽を通じてLISAと交流していたのは☆Takuで、それがきっかけで1998年にm‐floを結成することになります。僕がLISAと交流するようになったのはm‐floを結成する前後からですね」

脱退で生まれたコラボ、モデルは米フィーチャリング文化

――結成4年の02年になぜLISAさんが脱退したのですか。

「m‐floがデビューした直後から曲がヒットしたのですぐに仕事で忙しくなってしまいました。僕らも結構、頑張ったと思いますが、どうしてもストレスがたまると互いにピリピリしてくる。それにLISAは以前からソロ活動に専念したいという強い気持ちがあったようです。『脱退したい』と突然、LISAから告げられたときは、僕からすると、やや唐突でショックを受けました。せっかくm‐floとして売れていて、色々なことができるのにもったいないなというのが正直な気持ちでしたが、『本人が脱退したいと言っているのだから仕方がないか』と最終的に判断しました」

「ただ困ったのがボーカルです。そこで固定ボーカルは置かずに、毎回異なるゲストボーカルを迎えて曲を作るという『Lovesプロジェクト』を始めてみることにしたんです。これは米人気歌手のファレル・ウィリアムスさんが率いるプロデューサー・ユニット『N.E.R.D』のようなフィーチャリング(客演)文化が根付いている米国のモデルをベースにした発想です。これまで坂本龍一さん、和田アキ子さん、Charaさん、BoAさんら40以上のアーティストとコラボしてきました」

誤解防ぐ「ガラス張り」に、ケガは昨年半ばに完治

――再結成して何か心がけていることはありますか。

「LISAとはブランク期間があるので、その空白を埋めるために何でも包み隠さず話してガラス張りにしようと努めています。ちょっとしたことでも、悪気がないのに話さないでいると、本人からでなく、人づてに聞いたときに微妙な雰囲気になってしまうことってあるじゃないですか。そういうミスコミュニケーションを一切排除したいんです。だから妙な誤解も生まれず、うまくいっているのではないかと思います」

――交通事故による大ケガから1年強たちました。体調は順調に回復していますか。

「おかげさまで順調です。昨年の半ばくらいに完治しましたと医師からも言っていただきました。今では筋トレもできるようになり、週に3日くらいは出社前に朝3~4キロを走っています」

VERBAL(バーバル)
 1975年東京生まれ。セント・メリーズ・インターナショナル・スクールを経て、米ボストン・カレッジ卒(経済学・哲学専攻)。米証券会社スミス・バーニーなどに勤めた後、98年に音楽グループ、m‐floを結成。

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