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入り口正面のメインの平台でひときわ山が低くなっている『10年後の仕事図鑑』(リブロ汐留シオサイト店)

入り口正面のメインの平台でひときわ山が低くなっている『10年後の仕事図鑑』(リブロ汐留シオサイト店)

ビジネス街の書店をめぐりながら、その時々のその街の売れ筋本をウオッチしていくシリーズ。今回は定点観測しているリブロ汐留シオサイト店だ。歩いて2~3分の距離にある同系列のウイング新橋店が駅ビルの耐震工事準備に伴い閉店した。その影響もあってビジネス書の売れ行きは好調が続いている。

そんな中、発売直後から大きく売り上げを伸ばしたのは、マルチに活動する落合陽一氏とホリエモンこと堀江貴文氏の対談を書籍化した、これからの働き方を考える一冊だった。

AI時代の仕事論

その本は落合陽一・堀江貴文『10年後の仕事図鑑』(SBクリエイティブ)。教育、研究、経営、アート、ものづくりとマルチな活動を続ける落合氏と、やはりマルチで自由な活動を繰り広げる堀江氏という旬の論客がタッグを組んだところが、この企画のみそだ。2人が刺激しあいながら「あなたの心の持ちよう次第で、未来なんていかようにも変えていける」(堀江氏)という「心の持ちよう」と時代認識について、縦横に語りつくしていく。

人工知能(AI)に仕事を奪われていく、これからの時代を生き抜く新しい働き方とは何か、2人の肌感覚の時代認識と合わせて語られると、なるほどと思わされる。若いビジネスパーソンなら、いろいろな刺激と示唆を与えられる仕事論だ。

対談の書籍化といっても、対話そのものを文字に起こした体裁ではない。テーマに沿って一人が2~3ページ分語ると、もう一人が同じくらい語り……という構成で、0章から6章まで続いていく。それぞれの考え方が手ごろなまとまりの文章で読めるので、思考が切れ切れにならず読みやすい構成だ。

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