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Facebookの情報流出 怪しい「診断系アプリ」に注意

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日経トレンディネット

Facebook(フェイスブック)のニュースフィードには、毎日いろいろな投稿が流れてきます。楽しそうな飲み会の様子、旅行先の写真などに交じって「あなたが戦国武将だったら誰?」というような投稿を見たことはありませんか。これは「診断系アプリ」などと呼ばれるものです。友達の診断結果が流れてくると、自分の場合はどうなのかを試したくなりますね。

こうした診断系アプリは、タップするだけで自分も試せるように作られていますが、果たしてこうした診断系アプリは使っても大丈夫なのでしょうか。結論から言えば、個人情報を抜かれるアプリと安全なアプリがあります。詳しく説明していきます。

FacebookのCEOが謝罪した情報流出

個人情報が抜かれるアプリなのか安全なアプリなのかは、簡単に判断できます。友達がシェアした診断系アプリをタップ、またはクリックしたとき、そのアプリが「Facebookでログイン」を求めるかどうかが運命の分かれ道です。

もし「Facebookでログイン」画面が表示されたら、そのままログインしてはいけません。そのアプリは、あなたが登録したプロフィール、メールアドレス、誕生日、写真、友達リストなどの情報を取得するかもしれないのです。

2018年3月25日(現地時間)、最高経営責任者(CEO)マーク・ザッカーバーグ氏は、英国のデータ分析会社がFacebookのユーザー情報5000万人分を取得したことについて、米国および英国の大手新聞各紙に謝罪広告を出しました。このユーザー情報は、まさに診断系アプリで流出したのです。

Facebookは対策の実施を表明していますが、日本のユーザーに実装されるには時間が掛かります。そこで、今からすぐ自衛できる方法を説明します。

情報を抜かれないための対策

本来は診断系アプリを利用しないのが最も安全な道ですが、ちょっとだけ試してみたいときもあるでしょう。そんなときは、Facebookでログインする前にそのアプリが取得する情報をチェックします。「Facebookでログイン」画面が表示されたら、必ず「編集する」をタップ、またはクリックしてください。すると、そのアプリが取得するデータが表示されます。

例えば、診断系アプリには「あなたを●●にたとえると?」のようなものが多いですが、これは写真や生年月日などの情報があれば診断できるはずです。ところが、メールアドレスを渡すように言われることも多々あります。とはいえ、不要なはずなので、チェックを外します。ここでチェックを外しておけば、その情報は診断系アプリに引き渡されないのです。

また、診断結果がおもしろいとシェアしたくなりますが、このアプリをシェアするとあなたの友達がアプリを使ってメールアドレスを取られてしまうかもしれませんよね。一人で楽しんで、画面を閉じましょう。その後、このサイトではFacebookページへの「いいね!」も求めてきましたが、同じく無視しておきましょう。

診断系アプリとの連携を切る

さて、私は原稿執筆のために診断系アプリに情報を渡してしまいました。上の画像を見るとお分かりの通り、「公開プロフィール」と「写真」にチェックを付けたままログインしています。この診断系アプリは、今後も私が許可した情報を見ることができます。いくら原稿のためとはいえ、気味が悪いですね。もう用事が済んだので、きっぱりと手を切ろうと思います。

Facebookと連携したアプリは、設定から確認できます。スマホなら三本線のメニューから「設定」をタップし、「アカウント設定」をタップします。パソコンでは、▼印から「設定」を選び、「アプリ」をタップ、またはクリックします。

「アプリとウェブサイト」画面には、「Facebookでログイン」という項目が表示されるのでタップ、またはクリックします、過去にFacebook連携したアプリが一覧表示されます。知らないうちに何種類ものアプリを連携していた人が多いのではないでしょうか。それぞれのアプリ名をタップすると、「共有する情報」からそのアプリに引き渡した情報を確認することができます。

アプリとの連携を切るには、スマホならそのアプリを開いて「アプリを削除」ボタンをタップ、PCならアプリ横の「×」をクリックします。

また、自分が診断系アプリを使わなくても、自分とつながっている「友達」が診断系アプリを利用すれば、自分のデータがアプリに渡ることもあります。「アプリとウェブサイト」画面を表示し、「他の人が使用しているアプリ」をタップ、またはクリックします。すると、友達が利用するアプリやゲーム、ウェブサイトに引き渡される情報が一覧で表示されます。すべてのチェックを外しましょう。

安全な診断系アプリもある

一方、ログインを求めない診断系アプリもあります。かつて「私がFacebookでよく使う言葉は?」などで世界的に人気となった診断系アプリ「vonvon」は、2018年現在、Facebookログインを求めてきません。おそらく2015年に英国の「Comparitech」というサイトが「プライバシーの悪夢だ」とvonvonについて報じたため、仕組みを変更したのだと考えられます。

vonvonには「あなたは異性からみるとどんなタイプ?」といったテストが並び、名前を入力すると結果を返してきます。結果はランダムにテンプレートを表示しているだけなので、テストするたびに結果が変わります。結果には異性やお金に関する内容が入り、SNSにシェアするとウケが狙えそうなものばかりです。褒めるのもおかしいのですが、シェアしたくなる心理をうまく突いています。

この結果をシェアしても、Facebookの個人情報を抜かれることはなく、友達に迷惑をかけることもありません。このサイトの目的は、サイトに誘導することで得られる広告収入です。

過去に連携したアプリを解除しよう

診断系アプリに関しては、個人データを不必要に取得しているのでは、と数年にわたり疑問視されていました。今回の報道で、とうとう実際に利用されているケースが明らかになったわけです。

これを機に、すでに使用していないアプリがあったら削除しておきましょう。古いアプリに多いのですが、なぜ必要なのか分からない情報まで見ているアプリもあります。例えば、基本データのすべて、イベント、興味のある交際相手、友達リスト、友達の誕生日、友達のイベントなどを取得するアプリがあります。もしそのアプリが必要になる時が来たら、再度連携すればいいだけですから、不要な連携はすべて削除しておくことをおすすめします。

自分の情報だけならまだしも、Facebookの友達に迷惑を掛けることは避けたいですよね。「Facebookでログイン」と表示されたら手を止める、これがオトナのSNSマナーです。

鈴木朋子
 ITジャーナリスト。ソフトウエア開発会社のSEを経てフリーランスに。SNSやアプリなどスマートフォンを主軸にしたサービスを追っており、書籍や雑誌、Webに多くの記事を執筆。スマホネイティブと呼ばれる十代のIT文化に詳しい。All About(オールアバウト)iPhone・SNSガイドも務める。著作は『今すぐ使えるかんたん文庫 LINE & Facebook & Twitter 基本&活用ワザ』(技術評論社)など20冊以上。

[日経トレンディネット 2018年3月30日付の記事を再構成]

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