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美味しいお金の話

フル装備は必要ない 無頓着だった私の初任給の教訓 ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

2018/4/13

写真はイメージ=PIXTA

 つい先日、新卒で入社した会社の同期に16年ぶりに会いました。懐かしく楽しい時間を過ごした後、「今の私はファイナンシャルプランナーだけど、入社当時はお金には本当に無頓着だった」と思い出しました。もし、今の私があのころに戻れるとしたら、もっと賢くお金と付き合えたのに……。この春、新社会人になったみなさん。今からお話しする私の新人時代を「反面教師」にして、お金と上手に向き合う術を身につけてください。

■実家暮らしで給与の手取りはほぼ小遣いに

 私は26歳で新築マンションを購入し、27歳のときに引っ越してひとり暮らしを始めました。それまでは実家暮らしで、手取り給与のうち毎月3万円程度を実家に入れてはいたものの、それ以外はすべて自分の小遣いにしていました。

 経済観念が未成熟だった当時の私は、化粧品やエステなどの美容費、被服費、交際費に思うがままにお金を使っていました。その勝手気ままさは思い出すと恥ずかしいぐらいですが、一方でそのすべてが無駄だったとも思えません。いまさら遅いのですが、どこを変えるとよかったのでしょうか。

 例えば被服費。黒のニットを買いに出かけたはずが、ボーダーのカーディガンとチェックのパンツを含めマネキンが着ていた一式を買ってしまうほど計画性がありませんでした。こうした購買行動の反省として、その後は「3度熟考し、それでも欲しいと思えるものしか買わない」というルールを徹底しました。

 新しい職場での適正な服装を見極めるのも難しいと感じました。私の職業はシステムエンジニアから不動産営業、ファイナンシャルプランナーという経緯をたどりましたが、新しい職場のために洋服をその都度そろえたのに意外と使えていないのです。

 以前、ラジオ番組で一緒になったキー局の女性アナウンサーも「女子アナらしい洋服を入社時に買ったのに確かに使っていない」と話していました。「洋服は新生活の序盤で張り切ってフル装備しない」ことも大切だと思います。

■収入がアップしても固定費は上げない

 私は女性にとって美容費は固定費だと考えています。毎月、美容院やネイルサロンに行き、化粧品も「このブランドはこのくらいの周期でなくなる」といったパターンが決まっていて、当たり前のように支払いを続けていきます。

 私は職業を色々と変える中で収入にもアップダウンがありましたが、その時に調整役となったのはいつも美容費でした。少し寂しい気持ちにはなりますが、収入が下がると美容院に行く頻度が減ったり、ネイルサロンに行かずに自分でネイルをメンテナンスしたり、化粧品のランクを下げたりしました。そして収入が安定してきたり増えてきたりすると、またじわじわと美容に費やすお金も増えていきました。

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