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「都市型スポーツは黒船」 体操界トップが受けた衝撃 国際連盟の渡辺会長、楽しむことの大切さ痛感

2018/4/12

BMXフリースタイルパークで技を決める選手(4月7日、広島市中区)

 2020年東京五輪の目玉の一つとされるのが「アーバン(都市型)スポーツ」と呼ばれる新種目だ。4月6~8日、自転車BMXやスケートボードが一堂に会した国際大会「FISE」が広島を舞台に、日本で初めて開かれた。総来場者数は8万6000人にのぼった。大会を主催した日本アーバンスポーツ支援協議会の渡辺守成会長は、国際体操連盟の会長でもある。伝統的なスポーツの世界に身を置いてきた渡辺氏の目に、都市型スポーツはどう映ったのか。

日本アーバンスポーツ支援協議会の渡辺守成会長は、国際体操連盟の会長でもある(4月5日、広島市での記者会見)

 「思い描いていた以上でしたね。こんなに多くの人が来てくれるとは思っていなかった。しかも盛り上がり方が日本じゃないみたいだった。会場はずっと音楽がかかっていて、DJに合わせて観客も日本人らしからぬノリの良さでうれしかったです。これが次の時代のスポーツのあり方なんだと思いました」

 FISE(エクストリームスポーツ国際フェスティバル)は1997年にフランスで誕生した都市型スポーツの総合大会だ。「フェスティバル」と名乗っているように、その雰囲気は競技大会というより野外フェスといった方がしっくりくる。入場は原則無料(事前登録が必要、一部VIP席は有料)で立ち見。同時多発的に行われる様々な種目を会場内を移動して気ままに見て回る。昨年はFISE発祥の地モンペリエ(フランス)のほか、ブダペスト(ハンガリー)、エドモントン(カナダ)、成都(中国)の4都市で開催されたが、今年からここに広島が加わった。FISEを日本に持ってこようと動いたのが渡辺会長だ。

■スポーツ大会の概念、ガタガタと崩れた

 「昨年の5月にモンペリエ大会を現地まで見に行ったんですが、もう衝撃を受けました。街中に設営された会場に5日間で60万人集まったんですよ。立ち見で客席がなくて、あちこちで色々なスポーツをやっている。観客も仲間や家族と来て、ビールを片手にワイワイ楽しんでいる。僕の中でスポーツイベントの概念がガタガタと音を立てて崩れていくような体験だった」

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