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次世代リーダーの転職学

1社に縛られず稼ぐ時代 成功の極意は3つの力に エグゼクティブ専門の転職エージェント 森本千賀子

2018/4/13

 今は、労働力需要に対して供給が追い付いていない状況。企業側としては、ビジネス環境の進化のスピードに対応していくためには、求める人材が応募してくるのを気長に待つなんてことはしていられません。そこで、本来はフルタイムで勤務してほしくても、「2人に業務委託して、それぞれ週2、3日の出社ペースで分担してもらう」といった雇い方でカバーしていたりします。

 実際、正社員採用を希望している企業に対し、私からそうした雇用スタイルを提案すると、すんなり受け入れてもらえるケースが増えています。

■得意分野を生かした自由な働き方を選ぶ

 一方、働く人の側にも「正社員」にこだわらない人が増えています。

ワークライフバランスの充実を求め、自由度の高い雇用形態を選ぶ人も多い。写真はイメージ=PIXTA

 何らかの得意分野を持つプロフェッショナル人材たちの中には、むしろ一つの会社に縛られるのを好まず、自分のスキルをより生かせる場所を常に求めている方が大勢います。そうした方々は、半年なり1年なりの一定期間、企業と契約してプロジェクトに携わります。複数企業でのプロジェクトを同時に遂行する方もいます。

 特に、新商品・サービス開発、新規事業開発、組織変革、人事制度改革、システム導入、新規株式公開(IPO)準備など、「立ち上げ」「変革」のプロジェクトを担う人材については、こうした働き方がフィットします。軌道に乗せて運用フェーズに入ったら、次のプロジェクトに移っていく、といったようにです。

 中には、そのまま正社員として入社するケースもありますが、それよりも次の活躍ステージを求める人が多く、こうした働き方を選んでいる人たちは、そろってこう語ります。

 「正社員だと、ムダな会議に出なくてはならなかったり、組織人として業務以外のことに時間や労力を割かなければならなかったりする。そういうものを省いて、自分の力を最大限発揮できる働き方がしたいんです」

 そして、彼らがこうした働き方を望む大きな理由がもう一つあります。「ワークライフバランス」の充実です。会社に縛られているムダな時間を省き、自分が大切にするものに時間を使いたいということ。

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