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パラにも「男女混合」の流れ 種目の改廃、メダル左右

2018/4/14 日本経済新聞 朝刊

 国際パラリンピック委員会(IPC)は1月末に開いた理事会で、東京パラリンピックで実施する陸上と水泳の種目の詳細を決定した。両競技とも新しいリレー種目が盛り込まれ、注目されている。

 陸上は昨年4月に当初案を公表。前回リオデジャネイロ大会で佐藤友祈(WORLD―AC)が銀メダルを獲得した男子400メートルと1500メートル(ともに車いすT52)、日本チームが3位だった男子400メートルリレー(切断など)などがはずされた。

 このため日本パラ陸連はIPCにこれらの復活を要望。結局、T52の2種目は残ったが、男女のリレーはすべて削減され、代わりに男女混合400メートルリレーが実施されることになった。東京五輪でも混合リレーが行われる流れを受けた措置とみられる。視覚障害、車いす、脳性まひ、切断といった異なる障害クラスの男女2人ずつでチームを組む。パラ陸連は今年の国内大会から早速代表チームを編成、強化に乗り出す方針だ。

 水泳は、リオで木村敬一(東京ガス)が銅メダルをとった男子100メートル自由形(視覚障害S11)がはずれ、知的障害S14に男女100メートルバタフライと混合400メートルリレーが加わった。知的障害の選手が増えてきたことに対応する狙いだ。また、視覚障害の選手による混合400メートルリレーも新種目として入った。木村、小野智華子(あいおいニッセイ同和損保)など実力者がいる日本はメダルを狙えそうだ。

 これで東京パラの実施種目が決まっていないのはトライアスロンだけになった。男女4種目ずつと数は決まったが、どの障害クラスを実施するかは今年末までに決定する。

(摂待卓)

[日本経済新聞朝刊2018年4月12日付]

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