powered by 大人のレストランガイド

非モテ男女は黒衣で黒い麺を 4月14日ブラックデー

新宿区歌舞伎町の「ジャジャン麺ハウス」もブラックデーには行列ができる

韓流好きな日本人の間ではブラックデーはもはやおなじみのイベントになっているようだ。

ちなみに韓国のバレンタインデーやホワイトデーの習慣は日本と同じ。バレンタインデーは世界的には「恋人たちの愛の誓いの日」で、贈るものはチョコに限らず、女性から男性へというキマリもない。女性から男性にチョコを贈る、その1か月後にはお返しをするという日本独特の習慣は韓国にも広まり定着しているとのこと。

「韓国では、ブラックデーのさらに1カ月後に『ローズデー』というのもあるんですよ。この日はカップルがお互いにバラの花束を贈りあう日。ですから、ブラックデーはシングルの男女が来月にはバラをもらえるといいなと思いながら恋人探しをする日でもあります」

ブラックデーの日、黒衣を身にまとった非モテ男女が列をなす韓国のジャジャン麺店=konest.com

なるほど、ブラックデーは「非モテ」を自虐的に笑い飛ばすだけでなく、「合コン」や「カップリングパーティ」という前向きな意味もあるらしい。

イさんによれば、韓国では1年12カ月すべての14日に、恋人たちの記念日があるそうな。「キスデー」「シルバーデー」「グリーンデー」「ミュージックデー」「ワインデー」「オレンジデー」「ハグデー」「ダイアリーデー」と、なんとなく何をする日かわかりそうなもの。

さらには、交際をスタートしてから「22日記念」「49日記念」「100日記念」「300日記念」などの記念日もあり、韓国のカップルは忙しい! うっかり忘れて彼女に怒られないよう韓国人男性は記念日までをカウントダウンしてくれるスマホアプリが必須との話もある。

さて、恋人のいない男女が傷をなめあいながら(?)、未来の恋人を見定めながら食べるジャジャン麺とはいったいいかなる食べ物なのか。

「ジャジャン麺はもともと中華料理ですが、いまでは韓国人みんなが大好きな国民食です。現在、国際空港がある仁川は100年以上前から港湾の街として栄えていて、そこに中華街があります。日本の横浜と同じですね。そこで働く中国人が食べていた麺料理が広まったのが始まりといわれています」

ルーツは外国にあるが国民食になるほど愛されているといえば、日本ではラーメンやカレーのようなものだろうか。フィリピンの寮で毎週ジャジャン麺が出ていた理由も分かった気がした。

港湾労働者たちが食べていたのは日本の中華料理店でもポピュラーな、中国北部の家庭料理「ジャージャー麺」(ジャージャン麺ともいう)。日本にも旧満州から持ち帰って独自のアレンジが加えられた「盛岡じゃじゃ麺」があるが、それと同じようにジャジャン麺も韓国独自の発展を遂げていったようだ。

メールマガジン登録
大人のレストランガイド
メールマガジン登録
大人のレストランガイド