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非モテ男女は黒衣で黒い麺を 4月14日ブラックデー

2018/4/12

韓国では非モテ男女が黒衣を身にまとい、黒い肉味噌のジャジャン麺を食べる=konest.com

2月14日は好きな男性にチョコレートを贈る「バレンタインデー」、そして3月14日はそのお返しに男性が女性にお菓子を贈る「ホワイトデー」。では、4月14日は?

答えは「ブラックデー」。もちろん、日本の習慣ではない。お隣・韓国ではバレンタインデーやホワイトデーに何もなかったさびしい男女が黒い服を着て集い、黒い「ジャジャン麺」を食べる日なのだとか。

ジャジャン麺とは、豚肉とたまねぎを炒め、黒みそで味付けしたソースをゆでた麺にかけたもの。キュウリの千切りが添えられているのが一般的である。

韓国で4月14日のブラックデーにモテない男女が食べるのはジャジャン麺

私がこの話を聞いたのはフィリピンの語学学校。というのも、英語が公用語で物価の安いフィリピンには韓国資本の英語学校がたくさんあり、授業料が激安ゆえ、韓国人大学生が多数留学しているのだ。私も6年ほど前に留学し、生徒の90%が韓国人という語学学校で彼らと机を並べたのだった。

学校の寮は3食付きで、当然のように毎食韓国料理。そして、毎週金曜日の晩は必ずジャジャン麺が出た。生徒たちはそれを心待ちにしているようだった。私が滞在していたのがたまたま4月下旬ごろだったからか、寮の食堂で一緒になった韓国人大学生がブラックデーの話を教えてくれたのだった。

「で、今年のブラックデーはどうやって過ごしたの?」と私が聞くと、泣くようなポーズをしながら「今年もジャジャン麺食べたよ~!」と彼。

チョコレートを1個ももらえないくらいで落ち込んでしまう (それゆえ義理チョコができた?) 日本人に対して、堂々と「非モテ」をアピールして、それこそ「ブラックジョーク」として笑い飛ばしてしまう韓国人。お隣の国だけどメンタリティーがぜんぜん違うなぁと感心したことを覚えている。

さて、日本のコリアンタウンではどうか。ブラックデーは盛り上がっているのだろうか。チーズタッカルビブームで再び盛り上がる新大久保にも近い、新宿区歌舞伎町の、その名も「ジャジャン麺ハウス」を訪れた。

「ブラックデーは韓国で15~16年くらい前にブームになりました。ホワイトデーの『白』に対して『黒』ということでブラックデー。黒い食べ物はほかにありませんからジャジャン麺が食べられるようになったのだと思います。5~6年くらい前からは日本人のお客さんもブラックデーにジャジャン麺を食べにいらっしゃるようになりました。今では4月14日に食べにくるお客さんのほとんどが日本人ですね」と同店のイ・チョンスクさん。

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